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適当な理由をつけて、会社を午後4時半に出た。土曜日といえどもトールウェイは結構混んでいる。アパートに着き、運転手のB君に日曜に迎えに来いと言いつける。場所と時間を告げると、田舎のナコンサワンに帰るから行けないという。どうせ嘘だろうが、相手してもいられない。タクシーを使えば済むことだ。あまり時間がない。
部屋で着替えて、いそいで荷物をバッグに詰める。待っていた同居人Kとアパートの前でタクシーを拾う。ドンムアン空港の国内線ターミナル。TGのカウンターでコンケーン行き最終便、TG046のチェックイン。Eチケットだからペラペラの控えだけだ。セキュリティ・チェックとID/パスポート・チェックを通り搭乗待合室に入る。ゲート68の近くのベンチで待つ。 なんのアナウンスもなく搭乗が始まった。始まってからアナウンスしている。いい加減なものだ。長い列、当たり前のように割り込むタイ人。どこでも見られる光景だから驚きはしない。新聞のスタンドに日本語の新聞がある。日本人客も多いのだろう。 エアバス機が離陸しシートベルトサインが消えると、急にキャビンクルーの動きがあわただしくなる。ワゴンを押して、紙パックの弁当のようなものを配る。開けてみると、チキンとコロッケみたいなヤツ、マドレーヌのようなお菓子、水とジュースのカップが入っている。ちゃちなプラスチックのカップでコーヒーを貰う。きっかり食べ終わったタイミングで下げにくる。なにしろ飛行時間は40分程度だから、離着陸時間を差し引くと20分くらいしか時間がない。なにも無理に食事など出さなければ良いと思うのだが。 空港にはKの姉夫婦と下の兄、姉の小さい子供ふたりが迎えに来ていた。姉の夫の運転するピックアップ、なんと冷房が壊れているという。夜のコンケーンの町を抜け、郊外の妙にきれいに舗装された道路を、ウインドウを開けたまま時速100kmで突っ走る。一時間以上走り、道路沿いの一軒のホテルに着いた。カラシンの市街地はもう少し先だ。周りに何もないところに、田舎にしては立派なホテルがある。Kの実家に泊まることが出来るのは言うまでもないが、トイレとシャワーがタイスタイルで自分には使えない。それでこのホテルに泊まることにした。 カラシンにホテルは、この一軒しか無いと言う。田舎にしては立派なホテルだ。タイスタイルで木がふんだんに使われた内装、広々としたロビー。チェックインする。二人分の朝食ブッフェ付きで一泊880バーツだという。従業員の愛想が良い。部屋はそう広くないものの、必要充分で清潔な感じがする。パタヤあたりの1000バーツクラスのホテルより、はるかに良い感じ。 荷物を部屋に置いて、レストランで姉夫婦たちと食事した。広いレストラン、ステージがあって女性歌手が歌ってる。客は自分たちのほかに二組しかいない。客より従業員のほうが多いような気がする。残念ながら選挙のためにビールは出せないという。料理は美味しいけれどオースワンだけは全然だめ、こんな海から遠いところで牡蠣が美味しいはずがない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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