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昼食のため、セントラル・ワールド・プラザ一階のタイレストランに入った。奥のほうに子供連れの団体様がいるので、エントランス近くに席をとった。仏教上の祭日のためビールは飲めない。とりあえず水を頼んで汗を拭いた。同居人のKはメニューをめくっている。
突然、外に向いているエントランスの、両開きのガラスドアが開いた。荷物を満載した荷車が入ってくる。自分の席の後ろを通ろうとするが通れないようで、押している兄ちゃんがコート―カップというので椅子を引く。そのまま奥の方に行ってしまい、ドアは開けられたまま、表の熱風が店内に吹き込んでくる。冷房も何もあったものではない。 近くでボーッとしているウエイトレスにドアを閉めろと言った。なぜか片側しか閉めない。そっちも閉めろよ。やっと閉めた。すると、さっきの荷車が出て行く。またドアが開けられる。開けっ放し。熱風。ウエイトレスが半分だけ閉める。全部閉めろ! これが三回繰り返された。いやなら奥の席に移れという。奥では子供が放し飼いにされていて、とても食事を楽しめる雰囲気ではない。レストランばらば勝手口ぐらい作っておくものだ。それがないなら搬入など開店前にでもやるのが普通だろう。客の多い昼食時、店内に荷車を入れるなどとは、頭がどうかしてるのではないか。ドアを開けっ放しにするなら、表の屋台と何も変りがないではないか。 出された水を飲み、代金19バーツを支払って店を出た。サービスという概念のないタイでは仕方のないことだが、いくら何でもひどすぎる。都心の一等地のレストランでさえこれだ。諦めて地下のMKレストランに入った。ここは別天地だ。何もかもがテキパキしていて、見ていて気持ちが良い。 食事のあと6階に行く。メージャー・シネプレックス。上映の案内板を見ると、15分後に『Constantine』という映画が始まるらしい。どんな映画か知らない。Kに聞いたら、キアヌ・リーブス主演のお化け映画だという。キアヌ・リーブスがホラーというのも妙だが、Kが観たいという。チケット窓口の列に並んだ。 窓口ではPC画面を見ながら好きな座席を指定できる。もちろん全席指定だ。上映時間が迫っているためか、あいにく前方と最後列しか空いていない。じゃあ後ろの真中にしよう。最後列はVIP席だそうだ。二人分で500バーツ払った。普通席の二倍以上の料金だ。 2番のホール。中央のVIP席。要するに二人掛けのソファだ。背もたれが高く、横にも回り込んでいるから、隣りの席は見えない。サイズが大きいし、前方も広々している。完全に足を伸ばすこともできる。横にだってなれる。枕と毛布も貸してくれる。最も有難いのは、隣りの席のタイ人と肘掛の奪い合いをしなくて済むことだ。特に高い位置にあるため、前席の頭がじゃまになることもないし、自分の頭が後ろをじゃまする心配もない。 例によって英語版でタイ語字幕、会話が全然理解できないのだが、それでもSFXは楽しめた。もちろんホラー映画ではなく、オカルトというかSFというか。キリスト教の世界観なのだろうか。VIP席は非常にリラックスできる。料金は高いけれど、それだけの価値はあると思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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