カテゴリ:自転車&アイテム
今日から11月です。今朝はちょっと寒くて、
先日、仕事の帰りに秋葉原の無線機街に寄って、トランシーバーを買ってきました。 別に少年探偵団ごっこがしたかったわけではなくて、ポタで使おうと思ってのことです。 ゆっくり走るポタを二人でやっていると、当然色々と話をしながら走りたくなるのですが、基本的に自転車は縦隊走行なのでコミュニケーションに制約が多くなります。 ちょっと間が開いてしまったり、周囲がうるさかったりすると声が届きません。特に後ろからだと「停まりたい」という合図すら満足に送れないものです。 ストイックに走るならまだしも、折角のポタリングなのに黙ったまま脚を廻し続けるのも面白くないので、トランシーバーの導入に踏み切りました。 トランシーバーの導入は、BD-1でポタるようになってからの懸案でして、色々と他の要件が先行してしまいまして、当該案件は先送りになっていたのでした。 それが10月からロードバイクに二人で乗るようになって、黙々と走る時間も長くなってきましたので、やっと購入と相成った次第です。 特定小電力トランシーバーといいますと、なにやら複雑な感じがしますが、いわゆる普通のレジャーや工場内で使っておりますトランシーバーの事でして、免許や使用許可など一切不要の無線機です。 電波の到達範囲も見通しの良い路上だと100m程度で、間に建物などが入るともっと短くなるので、「遠くにいる相手と交信する」というにはあまりに力不足ですが、自転車2台で前後に連なって移動する位なら十分に使えるのではないかと思いました。 機種選択にあたっては、以下の点を考慮しました。 (1) 同時通話機能: 昔、子供の頃に遊んだトランシーバーは交互通信で、一方が話をしているともう一方は受信のみになります。「コチラ××です、どうぞ~」というアレです。 電話の様に送信と受信を同時に出来ないと、おしゃべりにはなりませんので、この同時通話機能を必須に考えていました。 (2) 防水性: 基本的にジャージの背中のポケットに本体を入れて走るので、汗や突然の雨にも耐えうる防水性が必要です。 (3) 軽量性: まあこれは当然です。重たい無線機を背負って走りたくはありません。軽ければ軽いほど嬉しいです。 (4) イヤホンマイク接続: 自転車で使うわけですから、ハンズフリーは当然必須です。イヤホンとマイクを繋げて、本体は背中のポケットに入れられなければ使えません。 (5) 手許でPTT操作が可能: 本体ではなくイヤホンマイクにPTTスイッチがあり、走行中でも簡単に呼び出し・切断・再接続が出来ることが重要です。後述しますが、電波法の規定で3分毎に途切れるので、再度接続するのに必須です。 スイッチ入れっぱなしでトイレに駆け込む行為にも注意しないといけませんね(笑) (6) 長時間バッテリー&乾電池駆動: 数時間でバッテリー切れなら、携帯電話を使ったほうがマシです。少なくとも連続で10時間以上持たなくては使えません。 また、バッテリー自体も、乾電池で対応できたほうが何かと便利です。 で、先ずはいろいろとWebで勉強しましたら、以下のようなことがわかりました。 (1) 同時通話機能付の特定小電力トランシーバーは意外と少ない。 携帯電話の普及や通話料無料などのサービスの定番化や、交互通信機能の高度化(いちいちボタンを押さなくても、声を出せば勝手に受信と送信を切り替えられるVOX)などの影響で活躍の場が減ったようです。 (2) 同時通話機能付は高い。 受信&送信の2つの電波を同時に接続するためのユニットを組み込むため、コストがかかるのかもしれません。 (3) 出力に制限がある。 無線機の出力が1mWまたは10mWに制限されています。そのため通話エリアが非常に狭くなっています。交互通話(単信方式またはシンプレックスといいます)の場合、見通し距離で200m程度の通話エリアです。 同時通話型の双方向通信(複信方式またはデュプレックスといいます)の場合になりますと、見通し距離で100m程度で限界になります。 私の想定する用途から考えれば、見通し100mもあれば十分です。 (4) 電波の連続発射に制限時間がある。 「電波法施行規則第6条に規定する特定小電力無線局の標準規格」による制限で、10mWの同時通話では3分間の連続発射が続きますと、無線機側で通話回線を閉じます。1mWの出力タイプでは時間制限はありませんが、出力が小さいため、通話エリアは格段に狭くなります。 3分でいちいち切断されるのは鬱陶しいですが、1mWの出力でも近接した状況なら問題なく使えそうです。 で、秋葉のガード下で閉店間際まで粘って購入いたしましたのが、アルインコのDJ-R100Dです。 定価を見るとブッ飛びますが、実売価格はもう少し控えめです。イヤホンマイクも買わないとなりませんので、かなりしぶとく価格交渉いたしました。 それでも2台購入ですから、かなりの出費となりましたが・・・・・・。 とりあえずツマと取説を見ながら使ってみました。 狭い家の中でのことですので、イヤホンマイクを付けていないほうの耳で声が聞こえちゃいましたが。 イヤホンマイクをつけてヘルメットをかぶると、なんだか白バイ隊員みたいです(笑) 呼び出し音やバイブレーション機能などの設定を色々と変えてみたりして童心にかえってしまいました。 先ずは今週末のイベントで使ってみたいと思います。その時に又、使用感などご報告したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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