カテゴリ:自転車&アイテム
今日からとうとう3月です。
今週も休日出勤ですので、こんな時間に更新してます(笑) で、今日もピスト話。 先日来、自分のピストネタになんだか物欲がちょっとづつ膨らんできましたが、 「もう自転車を置くスペースなんて無いですからね!」 と言うツマの厳しい牽制球に若干怯んでいる傍ら、妄想だけは果てしなく・・・・。 実は固定ギアに憧れているわけではないんです。 ただただ、シンプルな車体に萌えているんです(笑) 乗りたいというより、どちらかといえば眺めていたい。そんな欲求。 で、昔のことを思い出しました。 かつてoyajiこと私が高校生の頃、自転車通学仲間の中にも「ピスト」に乗っているヤツがいました。 25年も前の当時、ロード(といっても限りなくランドナー。私のバイクは金色に光る宮田のカリフォルニアロード)で隊列組んで登校する私ら高校生も異様だったと思いますが、そんな中でもピストは異彩を放っていました。 そのバイクに何度か乗せてもらったことがあります。 細くてしなやかな、でも傷だらけの古めかしいフレーム。勿論ノーブレーキ。中古で買ったのだろうかと思っていました。 当時の私達はビンディングではなく、皆トゥークリップを付けて走っていました 当時は革のベルトで留めるタイプでした。 (まあ、高校生ですからビンディングで登校もヘンですしね)が、そのピストもトゥークリップでした。 普通に足を入れてみる。まあ自分の自転車と大して変わらない。 漕ぎ出す。ちょっと重いけど、ママチャリと同じ。 グイグイ回す。軽い車体はグングン加速します。 ちょっと疲れた。力を抜くと、途端にガクンという衝撃。 フリーに慣れた脚は一気に弛緩したのに、固定ギアはそれを許しません(笑) 脚を止めようとしても、なかなか止まらない。 勝手に脚が引っ張られる感覚。 フリーにはあり得ない挙動に、思わず脚をクリップから引き抜いてしまいました。 すると、脚の抵抗を失ったペダルが勝手にグルグル回るので、危ない。ペダルが脚に襲い掛かってきます(笑) で、止まろうとしたら・・・・・・止まらない。ブレーキが無いから(爆) そりゃそうだ。ノーブレーキのピストで脚を抜いたら止まるわけは無い。 さて、グルングルンまわるクランクの先についたペダルのクリップに脚を戻そうとするも、ペダルが回転しているわけで、半ばパニック状態になっていてなかなか足が入らない。 走っていたのは国道16号。目の前は長い下り坂。調子に乗ってスピードもそれなりに出ている。 このときはマジで最悪の事態が頭をよぎりました。 ことここに至って初めて知りました。 ロードのクリップは効率よく漕ぐためのものですが、ピストのクリップは脚をペダルから離さないためのものでもあることに。 「たとえ立ちゴケしようが、辛かろうが、ピストのペダルから絶対に脚を外しちゃいけない」ってこと。 私のバイクで追いかけてきたヤツは、私に並んで笑いながらこう言いました。 「いいよ、コケて。」 もう、そうするしかなかったんです。道路脇のガードレールが途切れたところで歩道に入り、そのまま植え込みにダイブ・・・・。服は破けちゃいましたが、自転車は無事でした。 派手に転んで九死に一生。 聞けば本人も最初は何度も転んだとか。そう、自ら。それでフレームが傷だらけなんだとか。 この後も何度か乗らせてもらいましたが、やはり最初の経験がトラウマになって、卒業以来今までピストには近寄っていません。それがここにきて何故(爆) 自分でわざと転ぶ位の覚悟がないと、いざって時の筋力が無いoyajiには乗れないような気がします。 固定ギアは慣れないと危ないものですね。走り出しは普通のママチャリと変わりませんが、その後がまるで違う乗り物に豹変します。 特に慣性力が高まるような重いディスクホイールなんか履いた日には・・・・怖いですねえ。 軟弱なoyajiはそういう怖いのは嫌です(笑) で、oyaji向きなのがシングルフリーと言うやつです。つまり見た目はピストみたいにスッキリなのに、フリーが付いてる。 ママチャリと同じです(笑) でも、そうなるとブレーキもしっかりしたものが必要になるので、結局のところ期待するようなシルエットは得られないのかな・・・・。 っていうか、固定だろうがブレーキは付けなきゃダメなんでした(笑) うーん、どうしよっか(だから買うわけじゃないって) やっぱり固定かなあ。できるだけゆっくり流す程度ってことで。・・・・・・・って、買いませんよ、ツマどの。 まだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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