カテゴリ:ピスト(完)
有頂天から奈落の底に突き落とされて暫し呆然・・・・・皆さんお待ちかね、トラブルの時間です(笑)
青いフレームと青いホイールを両手に、青い顔のOyajiです。 一体何が起こったのか・・・・ これです。もう嬉しさの絶頂で、フレームにホイールを入れてみようとして・・・ もう、最悪なんです。そして悪いのは・・・・Oyajiです(苦笑) 早い話が、フレームとホイールのサイズが合わなくて、折角のホイールが使えないのです。 さらに、色付きのリムなど使えないフレームでした。 実はピストのフレームにはリアのエンド幅の異なる2種類が存在します。 エンド幅とは、ホイールを挟むステーの内側の長さを言います。 フロントのエンド幅はロードもクロスもピストもみんな100mmで共通ですが、リアはそれぞれ違っています。 古くはいくつか規格がありましたが、現在はほぼ100%、MTB135mm、ロード130mmです。 で、ピストは120mm(チェーン引きを考慮して123mm)が多いのです。 そう、「多い」のです! 実際は少し古いフレームだと稀に110mm(113mm)というのがありまして、この10mmの違いは全く互換性の無いほどの遠い10mmなのです。 で、Oyajiのフレームがなんと・・・ 当然、中古品を漁っていたOyajiはそのあたりを十分知ってはいましたので、フレームが見つかったときに先方には電話で確認しておりました。 ところが実際に手元に届いた時の、あのメタリックブルーの車体を見たときの嬉しさで舞い上がってしまい、自らの目で確認する事を怠っておりました。 Oyaji「あの~、こないだのフレーム、113なんだけど、123って言わなかった?」 先方「なに?そりゃ申し訳ない、どっかで入れ違ったみたいだ。でも、113なんて珍しいな、あたりだよ、それ。」 てんで話しになりません(苦笑) まあ、Oyajiのために本来のルートから1本だけ特別に抜いて回してくれたわけですし、考えてみたらこれほど状態の良いフレームを激安で譲ってもらえるのも可笑しな話なのでした。 多分、どこかで取り違えられて、状態の良いフレームが回って来たのでしょう。それがたまたま113だったと。 値段の割りに状態の良いフレームだったワケが今、解りました。本当は相応のボロボロフレームだったんだと。それが幸運にもどっかで入れ替わって・・・。Oyajiの手によって最悪の結果になったと。 好事魔多し!とはまさにこの事。 110(113)と言うのは比較的古いフレームに見られるサイズで、1980年代後半くらいに作られたものが未だに流通しているようです。私のところに来たフレームは去年までバンクを走っていた新しいフレームのようなので、まさか113だとは疑っても居ませんでした。 そこに致命的な落とし穴が・・・。 確認することも無く、120mm用のハブで組んでしまったホイールは、もうどうにもなりません。 ここで、oyajiの犯したミスをもうちょっと具体的に解説 一般的に120mm(123mm)が主流のピストでは、110mm用のパーツは非常に選択肢が少なくなっています。 数少ない110mm用リアハブは、全て36H(スポークが36本用)です。 これに対して選択肢の多い主流派の120mm(123mm)はハブの選択肢も多く、その殆どが32Hです。 今回Oyajiが選んだハブも32Hで、当然リムもそれに合わせて32Hです。 現在は36Hのリムも殆ど選択肢が無いほど狭い市場なのです。カラーリムどころかエアロリムすらありません。昔ながらのレトロなリムしか選択肢が無いのです。 つまり、ハブもリムも使えず、そして生産終了のスポークも本数が足りないという「全部ダメ」状態になったわけです。 フロントだけは使えますが(苦笑) 到着して有頂天の状態から一気に奈落の底へ。・・・・つまりはそういうことなんです。 あまりに恥ずかしい、初歩のミス・・・もう笑うしかありませんね。 いっそこのフレームを売り飛ばして新しい・・・・そりゃ鬼ですね(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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