あこがれの地でまちづくり
車通勤は金がかかると思い、長年、電車バスで通っていたが、定年が見えたころから車通勤に変えた。そこで気づいたのが車通勤のほうが安上がりということだ。バスや電車の場合どうしても待ち時間の間、ちょっと一杯と暖簾をくぐることが多かったからだ。デフレと言われたあの頃だったが、暖簾を一枚くぐると2千円近くかかる。車だとそれが一切なくなるのだから、駐車場代ぐらいは軽く出る。このことにもう10年早く気付いていたらと後悔しきりである。まあ、そんなこんなで飲みに行く回数がめっきり減った昨今だが、日曜、月曜と久々飲みが続いた。飲んだのはいずれも佐伯区の楽々園だ。日曜は商店街さんの総会のあとの懇親会に招かれてのことだった。昭和30年代うまれの私にとって楽々園と言えば、その名前を耳にしただけでワクワクするほど、思い出深き地である。昭和43年まであった楽々園遊園地はまさに広島のディズニーランド、広島中の子供たちのあこがれの地だった。そんな街づくりに係われることを幸せに思う。