2008/08/24(日)23:54
BARの引力
そんなわけで、地元である京都をうろうろしていた。
観光地ばっかりではなくて、メインの横道を外れたBAR(バー)とか、
スナックとかが集中している通りも通った。
僕はBARにふらっと寄ったりするタイプである。
ただ、最近はいきつけのBARというか、カフェがあるので、そっちに
ひっぱられる。
でも、今日は立ち寄ろうかどうか、迷ったBARがあった。
雑居ビルになるのだろうけど、実際はスナックと一軒飲み屋が集合している
ビルだった。
薄いグレーのタイルで、エレベーターも一応あるのだけど、吹きさらしの階段で
上がったほうが早い建物だった。
一回の入り口に、白い模造紙に手書きで書かれた紙が、立て看板に貼り付けて
あった。
「今日は、一日中、中島みゆきを流してます」
ちょっと、入りたかった。
でも、かなり、入りたくなかった。
ただ、どんなお客さんがそろっているか、見たかった。
お客を見た後で、逃げ出してしまいそうな予感がしたら、
イヤだった。
そういうわけで、結局、そのBARにはいかなかった。
ふと、思う。
あのBARは定期的に中島みゆきさんだけの日があるのだろうか。
やっぱり、曲の順番とかはどうなっているのだろうか。
ちなみに、僕なら、
1.「わかれうた」
2.「時代」
3.「ファイト」
4.「宙船」
5.「地上の星」
6.「慟哭」
そして、1に戻る、という順番でエンドレスで中島みゆきさんを
かける、かもしれない。
ウイスキーをストレートで飲みながら。
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