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2004年05月02日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
世の中には随分大きな生き物がいる。象とか、鯨とか。
ジンベエザメもそんな大きな生き物の内の一つ。
だって20Mくらいなんだぜ。とても、でかいよ。でも、人食い鮫ではないみたい。

で、今日はそのジンベエザメと一緒に泳ぐというダイビングに参加。

ダイビングやったことないんだよねー。
以前ハワイにシュノーケリングをして水深50センチぐらいのところでしことたま水を飲んで、本当にやばかった経験をもつ俺としては非常に不安。

しかし男7人旅、不安な顔を見せるわけにはいかん。ださい。
というわけで、勇ましくウェットスーツに着替え、船に乗る。
説明はほんのちょっと。

どうしようもなく、不安。

海の真中に到着。

不安。

ゴーグルをつけ、ボンベを背負う。

おれはつぶらなひとみで人目もはばからず言った。

「おじさん、僕初心者なんで、よろしくお願いします」

社長、と呼ばれるたくましい感じのおっさんは

「おう、わかった」

とって俺を海に蹴りこんだ。まさに蹴りこんだんだよ!

はい、パニックです。ええ。

手を差し伸べてきたインストラクターが神さまに見えました。
必死にしがみつくと、浮きわを与えられ

「練習しておいてね」

といいのこし、去っていきました。水深30メートル。そして足元には20メートルの鮫がいる、というシチュエーションに心からくじけた俺はほんとうに

「すいません、ギブアップです」

という言葉がのど元まででかけました。その瞬間、浮き輪をインストラクターにぐいぐいひっぱられ、そして頭を海につけろ、という指示。

おぼれそうでした。

きっとすごい顔していました。目はこれ以上開かない、というぐらい開いていて、強烈な16ビートの過呼吸。

しかしそんなことはおかまいなしに、俺は海の中に引きづりこまれます。まったくのスパルタ式です。

そして5メートルくらいもぐったところの網に捕まらされます。もうねえ、生きた心地しなかいの。恐いの。でも、しばらくするとだんだん慣れてきました。呼吸も整い、徐々に余裕が出てきます。
見渡すとみんなが網に捕まっています。

で、ふと下をみると、いました、やつが。20メートルのジンベエザメ。

すげええ、まじですげええええええ。

係りの人がえさあげるとでっかい口をあけて、来るんだわ。すげええええ。

ダイビングの恐さ忘れて、すっかり見入ってしまった。20分くらいもぐっていて船に上がった。

なんか大人になれた気がした。でもこの時点ではダイビングはおれ、無理だな、とそう思ったんだ。





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最終更新日  2004年05月07日 20時53分56秒



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