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世の中には随分大きな生き物がいる。象とか、鯨とか。
ジンベエザメもそんな大きな生き物の内の一つ。 だって20Mくらいなんだぜ。とても、でかいよ。でも、人食い鮫ではないみたい。 で、今日はそのジンベエザメと一緒に泳ぐというダイビングに参加。 ダイビングやったことないんだよねー。 以前ハワイにシュノーケリングをして水深50センチぐらいのところでしことたま水を飲んで、本当にやばかった経験をもつ俺としては非常に不安。 しかし男7人旅、不安な顔を見せるわけにはいかん。ださい。 というわけで、勇ましくウェットスーツに着替え、船に乗る。 説明はほんのちょっと。 どうしようもなく、不安。 海の真中に到着。 不安。 ゴーグルをつけ、ボンベを背負う。 おれはつぶらなひとみで人目もはばからず言った。 「おじさん、僕初心者なんで、よろしくお願いします」 社長、と呼ばれるたくましい感じのおっさんは 「おう、わかった」 とって俺を海に蹴りこんだ。まさに蹴りこんだんだよ! はい、パニックです。ええ。 手を差し伸べてきたインストラクターが神さまに見えました。 必死にしがみつくと、浮きわを与えられ 「練習しておいてね」 といいのこし、去っていきました。水深30メートル。そして足元には20メートルの鮫がいる、というシチュエーションに心からくじけた俺はほんとうに 「すいません、ギブアップです」 という言葉がのど元まででかけました。その瞬間、浮き輪をインストラクターにぐいぐいひっぱられ、そして頭を海につけろ、という指示。 おぼれそうでした。 きっとすごい顔していました。目はこれ以上開かない、というぐらい開いていて、強烈な16ビートの過呼吸。 しかしそんなことはおかまいなしに、俺は海の中に引きづりこまれます。まったくのスパルタ式です。 そして5メートルくらいもぐったところの網に捕まらされます。もうねえ、生きた心地しなかいの。恐いの。でも、しばらくするとだんだん慣れてきました。呼吸も整い、徐々に余裕が出てきます。 見渡すとみんなが網に捕まっています。 で、ふと下をみると、いました、やつが。20メートルのジンベエザメ。 すげええ、まじですげええええええ。 係りの人がえさあげるとでっかい口をあけて、来るんだわ。すげええええ。 ダイビングの恐さ忘れて、すっかり見入ってしまった。20分くらいもぐっていて船に上がった。 なんか大人になれた気がした。でもこの時点ではダイビングはおれ、無理だな、とそう思ったんだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年05月07日 20時53分56秒
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