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自分で会社をやってたころ復刊ドットコムというサービスを運営していた。1からコンセプトを考え、提携先を見つけ、社員と2人で運営していた。
これ、いいサイトでね、簡単に説明するために、サイトにある説明書きから引用すると -------------------------------------------- 復刊ドットコムは「絶版、品切れ」のため、手に入らなかった書籍を投票により復刊させよう、というサイトです。 -------------------------------------------- ということなんです。2000年からやってます。 もう少し説明。 本というのはどんどん絶版になったり、品切れになってしまうんです。 で、その本を手に入れようとすると古本でということになるんだけど、古本にもない、という場合も結構あるわけです。その場合は復刊ドットコムを使います。 ・その本を欲しい、と思っている人が復刊ドットコムにきて投票をする ・投票が100票になったら、復刊ドットコム出版社と交渉しにいく ・出版社がのってくればめでたく復刊! というモデルです。 今までに3万冊以上に58万票くらいの投票がされています。そして、2700冊が復刊されます(これ、すべてが復刊ドットコムが復刊したわけじゃなくて、出版社が独自に復刊したものも含みます)。 欲しい、という人を先に集めているので本はちゃんと売れる、と考えました。実際は投票だけしていざ復刊したら買わない、という人もわりと多いのであれれ、という感じもあったのですが、でもやっぱりちゃんと売れますし、本好きな方々にとってはすごく意味のあるサイトだと今でも思います。 もちろん、大量に売れるわけでもないし、すごく使われるわけでもないけど、インターネットを使ったモノの作り方、販売方法として、いままでのカタチではないものを提示できたと思います。 実際、たしか2000年の日経インターネットアワードをいただいたので、アカデミックな評価もいただいていました。 復刊ドットコムは私の会社が楽天に買収されたと同時に楽天の運営するサイトになったわけですが、一昨日メールが来まして、運営にご協力をいただいていたブッキングさんが運営するサイトになることを知りました。 はぁ、そうですか。手放してしまったのですか。仕方ない事情があったのでしょうね。 EasySeekといい、復刊ドットコムといい、自分が0からおもいっきり思い入れをもって作ったサービスが消えていくのは、本当に感慨深いです。。。 プロ野球チームのように新しいものを生み出したと思えば、過去作ったものはどんどん消えていくんですねえ。たしかにすべてをずっと見続けることはできないので、仕方ないです。でも残念だ。 復刊ドットコム、本当に好きなサービスでした。さようなら。お元気で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月15日 18時35分07秒
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