春日井市高蔵寺の整体院「空」

2008/12/16(火)10:04

「自分のやりたいことがわからない」

成功(28)

「自分がやりたいこと」 「自分がしたいこと」が分からない人が多い。 やりたいことを見つける唯一の方法がある。 それを知りたいだろうか? それは、 「自分のやりたいことは何だろう?」と考えることだ。 ふざけるなと言われてしまいそうだが、 ぼくは本気でそう考えている。 考えて、考えて、考え抜く。 それで答えが出ないわけがない。 たいてい、 「自分のやりたいことがわからない」と言う人は、 自分のやりたいことを考えたことがない。 「やりたいことは何?」と聞かれてはじめて、 「え、やりたいことって言われても・・・」 とウンウンうなり、最終的に「わかりません」となる。 誰だって、常日頃考えてもいないことを聞かれて、 いきなりその場で言えと言われても答えることはできないだろう。 焦っているときに、答えは出ないのだ。 で、けっきょくその場かぎりで終わってしまう。 「自分はやりたいことがわかりません」 という考えを潜在意識に植えつけてしまう。 そうすると次の機会に「やりたいことは?」と聞かれたときも 「あ、これは『わかりません』って答える質問だ」 と潜在意識が反応してしまい、 考えることなく(多くは、考えるフリをして) 「わかりません」と答えてしまう。 その答えがまた潜在意識を強化してしまうのだ。 「わかりません」ということをカンタンに吐いてはいけない。 なぜ、わからないのか? なにが、わからないのか? それを考えてみる。 そうすると、分からない方が「今のじぶん」に安泰・安住できるからだ、 ということが分かってくる。 「ほんとうの気持ち」に気がつくと、 何かしら大イベントな決断を迫られる。 そんな緊迫した状況になるくらいなら 「ほんとうの気持ち」は置いておいて、 まあ今の安寧な状況に身を任せればいいだろうというふうに 思えてくる。 だから「分かりません」と言ってしまう。 しかし本当は、「わからない」のではなく、 「わかりたくない」のだ。 自分のことなのだから、「わからない」わけはない。 数学の時間に「わかりません」と言えば、 先生が「そうか、Xは32だよ」と教えてくれたが、 「自分のやりたいことがわかりません」と言っても、 誰も教えてくれないのだ。 だから、考えるしかない。 考え抜くしかない。 考える作業は苦しいものだ。 自分のコンプレックスや、逃げてきたもの、目をそむけてきたものに 真正面から立ち向かわないといけない。 それはつらいことだ。 しかそのつらい作業を乗り越えてこそ、 「ほんとうにやりたいこと」が見えてくるのだ。 それほどにも「やりたいことをさがす」というのは 困難をともなう。 もちろん、そんなに苦しいのならやりたくないという人もいるだろう。 しかし、歳を重ね、臨終の間際に 「やりたいことをやっておけばよかった」 と思う苦しみはいかほどだろうか? 「人生一度きりなのに、なぜあれをやらなかったのだろう」 と後悔し煩悶するのは、どれほどに苦しく、つらいことだろう? それを思えば、 いまの自分をふりかえる苦しみなど、大したことはないのだ。 飄々と生きる生き方もあるだろう。 その日暮しで、気楽に生きていく手もあるだろう。 ひがな一日、海を眺め釣果を待つ人もいるだろう。 しかし、それはぼくには合わない。 正しい生き方を求めるつもりはないけれど、 自分なりに楽しい生き方をしたいとは思っている。 そういうことも、考え抜いたから分かってきたのだ。

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