おじん0523のヒロ散歩

2024/11/19(火)03:00

新磯地区の寺社史蹟巡りー4、臨済宗常福寺、相模の大凧センター

近隣の町の歴史散策(98)

相模原市南区の新磯(あらいそ)地区の寺社史蹟巡りを続ける。 11月7日(木) 11:10 カーナビの案内で進んできたが路地のつきあたりに。 小径脇に寺号標石がありここを左折。 臨済宗常福寺 所在地:神奈川県相模原市南区新戸2516 寺号標石には「臨済宗本鏡山常福禅寺」と。 東参道 常福寺は鎌倉建長寺の末寺で、山号を本鏡山という。当寺は、代々知識人として知られた菅原 氏と縁が深く、文章博士などを務めた菅原長員が、その祖父菅原長貞の供養のため、正和五年 (1316)に建長寺より本覚了堂を招き、開山された。 その後、一時衰微したものを信濃の国出身の玉叟珍が中興したと伝えられている。江戸時代に は寺子屋も開かれ、後には「新戸学校」も開かれるなど、当地の学問の中核地であった。 現在でも講演会や各種講座・音楽会などが開催されている。 境内は隅々まで手入れがされており、所々に植えられているモミジが京都や鎌倉の古寺のよう な良い雰囲気を醸し出している。紅葉の時期が最高では。 本堂の扁額「常福寺」。 本堂の扉が開いていたので内陣を見る。 ご本尊の釈迦如来をズームアップ。 内陣の右側、 柱には「開山 大本山建長寺参拾五世管長 勅諡本覚禅師了堂素安大和尚」と。 内陣の左側 奥には「慈恩堂」。 柱には「開基 中務省大内記 文章博士 従四位下 菅原長貞公」と。 本堂の右側に寺務所。 寺務所の前の庭先にも苔が植えられ庭園の雰囲気を醸し出していた。 本堂前の境内もススキの穂が風にあおられユラユラと。 境内は美しく枯山水、竹林、モミジ等で構成されている。 中門は桧皮葺き屋根 中門から本堂、寺務所を望む。 中門の扁額「本鏡山」。 中門の左側に歴史を感じさせる六地蔵。中には頭がないものも。 右側のコーンはライトアップ用であろうか。 中門の前に境内社。この左側に駐車場がある。 モミジの下に常夜灯、石像が二体。モミジの紅葉時期はどのような光景に。 天満宮 社の左奥の石碑に「天満宮」と。 石碑には字が刻まれていたが風化して判読できなかった。     昭和五十九年秋彼岸と。 中門と山門の間に広がる庭園の片隅に水子地蔵尊が立っていた。 水子地蔵尊をズームアップ。 西側にある山門。 山門から西側に広がる田園地帯。 西側下にある常福寺の駐車場。 駐車場脇をJR相模線が走っている。その相模線沿いに ”新磯桜並木” がある。 相模線 第1下磯部ガード JR相模線を挟んだ向い側に有名な ”相模の大凧センター” がある。 普通車が通れる幅か? 相模の大凧センター 所在地:神奈川県相模原市南区新戸2268-1 れんげの里あらいそ 大凧センターはその大凧揚げの文化の保存・継承を目的とした施設で、実物の大凧の展示や大 凧が空を舞う映像、日本各地や海外の凧の展示がされてます。また工作室では凧づくりの体験 や陶芸・手工芸が可能であると。 相模の大凧センターの壁面に飾られている ”大凧の絵” 。 ”新磯のざる菊” を見た後立ち寄ることに。 新磯桜並木 この並木は、磯部・八幡宮~新磯ふれあいセンター~JR相模線・相武台下駅の踏切までである (全長約1Kmにも及ぶソメイヨシノの並木)。 常福寺への ”相模線第1下磯部ガード” を戻る。 鎌倉時代の1316年に開山された禅寺で鎌倉建長寺の末寺である。 左側にある駐車場へは右側から下ってくる。 左上の木は「かながわの名木100選」に選ばれた「シパの木」。実際はクスノキ科のタブノキ だが高きが20m、胸高周囲が4.7m、推定樹齢400年という名木として知られている。 山門下には寺号標石。 茅葺き屋根の山門。  山門の扁額「常福寺」。 山門前に並ぶ六地蔵。 こちらの六地蔵には赤い頭巾と前掛け。 山門から中門までの庭園。これからの紅葉の時期はどのような光景になるのであろう。 竹林も。 中門前にある天満宮。 天満宮の前に立つ石像。 山門を振り返る。 中門から広がる庭園は美しく秋の紅葉(ライトアップ)はさぞ綺麗なことと思われる。 紅葉の見ごろは12月か。 西側の駐車場への小径。 11:30 相模線のガードを通り抜けできないので駐車場の脇を通り抜け北上することに。                                      ー 続く ー

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