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2006.08.18
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お金のもらえる仕事を始めて約30年になるが、思えばいろんな仕事をしてきたなあ~と思う。ちょっと昔を思い出しながら書き出してみよう。

10代(1970年代)ジャズ喫茶のウエイトレス 約4年間?
その頃ジャズが流行っていて、沢山のジャズ喫茶があった。私がアルバイトをしていたのもそのひとつで、LP盤が5000枚以上もあったのではなかろうか。
ブルーノートのようなヘビーなものから、フュージョン系まで様々。
服飾専門学校の学費を自分で賄っていた私は、ひょんなことからそこの仕事を見つけ
働き出した。はじめは何も分からずあたふたしていたが、何ヶ月がするうちに
慣れてきた。やっぱり若かったのであろう。ただ非常に厳しいママさんがいて、年はいっているけれども美しい顔立ちの人だった。お客さんの中にはこのママさんが目当てで足げく通っていた方々も沢山いたなあ。それもその頃からシングルマザーで、その頃はそんなにどうって思わなかったのだが、よくよく考えてみると凄いことだったのだなあと今では思う。1人息子がいて、それが喫茶店のマスターをしていた。又その人がいい人だったんだけど、いろんな事をヘルプしてくれ、私の人生の中でも貴重な人となった。多分女で一人で育てているというパワーや彼女の性が彼女を強くしていったのだろうと思う。 最初の何年かはよくスゴク怒られた記憶がある。鼻歌なんて歌って仕事をしていると、その鼻歌を聞くと気に障るから歌うな!だとか、しかしこれは大人になって本当に気に障るものだと思った。今になってママさんの気持ちが分かったが、私も自分の部下を持つ立場になった時、同じことを部下に言っていたような気がする。その頃はなんでこんな言われ方をしないといけないのか理解出来なかったが、非常に正直な方だったのだろう。いつもストレートな怒られ方をした。
コーヒーの点て方や暖め加減も嫌っていうほど怒られた。そのお蔭で今はちゃんとまともなコーヒーの入れ方が分かるし、美味しいコーヒーを見分けることと入れることも出来るようになった。とにかく全てを挙げるときりがないが、文句を言われ続け、毎日怒られていたせいで、それが今ではとても役に立っている。
その頃は濃い目のコーヒーで何時間でも音楽を聴けた時代だ。タバコもバンバン
で、あるジャズ喫茶に行くと、ドアを開けた途端にモアって煙が出てくるほど、
空気が悪く暗かったのを思い出す。中でも部類のジャズ好きは根暗なお客さんが多かった。あまり明るいポジティブな客に会った記憶があまりない。又とにかく面白いのは喫茶店に集るお客さん達だ。私が住んでいたのが、じゃりんこチエの漫画そのものの下町ということもあり、キャラの面白い人が沢山住んでいた。それでは先ず彼らを紹介しよう。

1.パチプロのあんちゃん達

昔のパチンコ台は玉を1ケずつ入れないといけないやつで、なかなかテクニックがいるものだったような気がする。私もお正月ぐらいしかしなかったが、必ずその日は1万はゲット出来ていたような気がする。何も分からず欲がないからだろう。でもこの人達は毎日2-3万ずつ稼ぐわりには、セコイもの(カレーのみ)しか食べない中年予備軍達だった。でもセコイものではなく彼らにとっては、流し込める食事で早く終わらせ早くパチンコ屋の自分の席に戻りたいという気持ちがあったからだと、後で分かった

2.ヤクザの次郎さん
(年齢不詳、多分60歳はいってない感じ)
昔はスゴク生らしたヤクザと思わせる風体(大きい180cmぐらいはあった)で、沢山ヘタウチをしたのか彼の指は6本しかない。(片方3本ずつ)周りの人からの信頼も厚くいつもみんなを彼を頼りにしていた。ただ今はもうリタイヤ状態で、キレイなママさんの顔と自分の息子のように可愛がるマスターを見に来ていた。
サーフィンなどをする人は知ってるかもしれないが、よくその頃ハッピーな気分を手で表現する場合指3本(親指・中指・小指を挙げる)を横に振ると、その意味がみんなに伝わったことがある。彼はそれを指を曲げずにすることが出来る。
いつもカレーとコーヒーを注文していたが、3本指でうまくスプーンを使いこなし
若かった私はいつも彼のテクニックに関心していた。魔法の3本指の持ち主だ。

3.シャブ中毒のおっちゃん

シャブというのは麻薬の意味で、彼はいつも金魚(よくすし屋に行くと醤油が入れてあって、テイクアウトなどに付けてくれるやつ)をポケットに入れていた。
勿論白い味の素みたいな麻薬を水で溶かして売っているやつで、いくらぐらいするのか未だに知らないが、安かったような気がする。但しあまり安いと違うものも混じっていて、あまり質の良いものではないらしい。又時には白い粉の方も持っていて、一度理科の研究実験みたいにそれを一粒タンブラーに入った水の中に入れてくれたのを思い出す。そうすると驚くなかれその粒は四方八方に飛び回り、溶けるまでその状態を続ける。それが体の中に入るんだから凄いことになる。恐るべきシャブ。
今でも芸能界などで問題になるが、彼曰く疲れた時や落ち込んだ時には非常に役に立つらしい。ただこれをやり過ぎた人の特徴として独特の嫌な匂いを発する。だから直ぐにその人がシャブ中かどうかが分かる。

4.パンパンのお姉ちゃん
パンパンというのは、関西では売春婦のこと。今では売春婦という言葉も古い感じがするが、非常に覚えやすい呼び方である。まだAIDSとかない時代だったが、梅毒や淋病なんていう言葉や病気はある時代で、そういうところで遊んだ人達はよく近くの皮膚科で抗生物質を貰っていたような気がする。それにうつったおじさん達はおトイレに入るとなかなか出てこず、というのもオシッコをするのに痛くて時間がかかるらしい。これはその人に聞いた話で見てはいないが…あまりキレイなお話ではないのでこれぐらいに。映画であるようなキレイな風体では決してなく、普通のおばちゃんみたいな感じ。こんな人でも買う人がいうんだろうかと、若いながらに私は思った。
喫茶店から20分ぐらいのところに今では信じられないが売春宿が立ち並ぶ一角があり、お姉ちゃんはそこからちょくちょく通ってきていたのだろう。
今でもそこにはそれが健在していて、童貞のお兄ちゃんを連れて行く穴場となっている。もちろんベテランの方々も行くのだが。暖簾の向こうでちゃんと三つ指をついて待っていてくれているようだ。なんと古風なスタイルだろう。

5.ママさんの召使い?

店にはバイトの私以外にもう一人男の人がいて、私は兄ちゃんと呼んでいたが年齢不詳のちょっとロードオブザリングに出てくる準主人公の妖怪みたいな人。すいません大変失礼な表現ですが、他に思い当たる人がいないので。
喫茶店の掃除から洗濯、ママさんの身の回りのことなどそれこそいろんなことをしていた人。いつもランニングシャツ1枚で仕事をしていた、それに決してママさんの彼とかではなく、居候させて貰っていたような感じ。彼女の彼に対する口調から召使いのような気がした。

6.近所の中華料理店のあんちゃん達

2人兄弟+雇われのあんちゃんが1人
この兄弟は両方ハンサムで、片方はちょっとトム・クルーズのようにソフトな感じで、もう片方はというとコリン・ファレルのようなやんちゃでワイルドさを持っていた。2人ともちょっと濃い系でハーフっぽかったかな。ご両親はたしか中国人?何故?最後のもう一人のあんちゃんは典型的な日本人で、ちょっと東北なまりだった。よくご飯を誘われたような気がするが一度もご一緒しなかった。私は正直一番上のお兄ちゃんのファンで、残念ながら知り合った頃にはフィアンセ(彼とは反対で全然キレイじゃなかった人で当時疑問であった)がいて、お付き合い出来なかったが、もし彼が誘ってくれたら行っていたかも。だって男っぽくて力持ち、寡黙でよく働く素敵な人だったのです。仕事が始まる前にほとんど毎日モーニングをしにきてくれた。

7.ママさんのお友達ファミリー

私はおばちゃんと呼んでいたが、いつも来ていたなあ。入り口から一番遠い席がママさんようなんだけど、4人席でそこにいつも座っていた。体が大きい人で前歯がなく
気の良いおばさんだったが、未だにどんな仕事をしていたのかが分からない。
その人のだんな様や息子と娘もたまにきていた。

とまあ書ききれないぐらい沢山の方々との出会いがあったが、今では名前は覚えていない人が多い。非常にキャラの強い人ばかり。でもその仲間が非常に楽しいのだ。
そこに人間模様とドラマが毎日あり、私にすると辞められない世界だった。

コーヒーは旨くなければ客は集らないが、それに加えママさんやマスターの人柄も大切だ。みんな音楽だけではなく、いろんな意味で満足しなければ違うところに行ってしまう。その全部が融合されてお客さん達がいつでも戻ってこれる素晴らしい喫茶店になるのです。ハイ 勿論いろんな面での仕事に対する考え方ややり方などもここで習ったような気がする。加えて料理やコーヒーの入れ方などなど、色々本当にお世話になりました。有難うございました。

今日はこのぐらいにしておこう。続きは次回に
久しぶりに書くということに意欲が出てきたような気がする。下手をするとこのブログは私の人生日記となるかもしれない。






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最終更新日  2006.08.19 05:40:05
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