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カテゴリ:A県Y店編
1月17日に突如起こった阪神・淡路大震災。
新幹線でA県からF県へ帰る予定だったが、 交通機関は完全に麻痺していた。 JRに電話で問い合わせをするが全く繋がらず、 近くの駅に直接行って聞いてみたが、 復旧の目処は全く立たないと言う。 とりあえず新幹線は完全に諦めざるを得ない。 あれこれ迷っている時間は無いので、 ひとまず寮に戻り整理した荷物だけでも送る。 ペ○カン便を呼んで発送の手続きをするが、 「こういう状況なのでいつ到着するかわかりませんよ。」と、 集荷に来たドライバーさんに言われたので、 「いつでも良いので届けてくれれば結構ですよ。」とお願いした。 しばらくすると主任が部屋のチェックにやってきたので ダメ元で退去する日を少し延ばしてもらえるか頼んでみたが、 「特別に一週間ただで住ませてあげたのにこれ以上は無理!」と、 主任には冷たくあしらわれた。 自分もこれ以上お世話になるのは気が引けるので、 「お世話になりました。」と挨拶をし部屋の鍵を返却した。 寮から出てもう一歩も後には引けない状況にない、 Yくん、Mさん、Oさんにこれからどうするの?と聞かれるが、 どうしたらいいのかわからない・・・ 歩いて行ける所まで行こうかとも考えた。 頭を抱えているとMさんが突然の一言、 「私がなんとかしようか?」と、 自分は「なんとか出来るの?」と聞くと、 「なんとかするから一緒に言っても良い?」と・・・ 突然の申し出に困惑したが、 その時は背に腹は代えられない状況でした・・・ A県Y店編その24に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 27, 2012 07:57:09 PM
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