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2022年05月01日
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カテゴリ:放送
​   伝統的生活陶器+工業用陶器+輸出用陶器 笠間焼の近世・近代・現代220502

 笠間焼とは
 1)に「多様な顔を持つ、関東で最も古い焼き物産地」
 2)に「関東で最古。益子焼とは兄弟産地」
 3)は「こうあるべき」といった型にとわられず、作家たちが自由な活動を行ってきたことが、窯ごとに表情が異なる」との説明。
 4)そうか、「釉薬の一種である「柿釉」と呼ばれる、赤みを帯びた色合いに仕上がる薬を使い水甕や壺を主に作った」江戸時代。
 5)「飴釉や青釉などの色味が加わり、すり鉢と茶壺が主力製品」とする明治時代。

 要は、笠間焼=一元的に捉えては「いけない」ということらしい。特に、「赤みを帯びた色合いに仕上がる」のみでは、視野が狭いようだ。

 その転機は、実に戦後の一時期にあった。
 補導所・指導所に工業団地、公共の支援。
 時代によって嗜好も生活様式も違ってくる。それを予知したのか、近世・近代の笠間焼作風に見切りをつけたかに見える。

 伝統的製法の行き詰まりを想定したか、工業団地の造成。
 技術者養成の補導所、のちに指導所を開設し、他県からの移住も受け入れる。
 作家のみならず陶芸士も増加し、多様な作品創作に移行。
 
 国内の家庭用需要とは別に、工業用製陶品に加えて輸出用陶芸品。
 販路の拡大を官民ともに取り組んだ。その延長線上に「窯ごとに表情が異なる」や「『こうあるべき』といった型にとわられず」の<多様性>に裏打ちされた<強靱さ>をもつ。​​





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最終更新日  2022年05月02日 15時06分20秒
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