カテゴリ:猫が好きさ
私は猫が好きなのだけれど、前ほどには好きではないのじゃないかと思う。
それは私が分別をもったからである。 小さな頃は野良猫だろうが飼い猫だろうが抱きしめたくてたまらなかったのに、 今は、よその飼い猫を触ったら、飼い主がいい気がしないだろうな、とか、 野良猫にはよくわからない病原菌があるんだろうな、とかってまず考えてしまう。 猫を飼い始めたからだろうか。 最初に飼った白猫は友達の友達のところから突然やってきたわけであるが、 彼は私と外の世界の架け橋になってくれた。隣のおばちゃん、家の前を通り過ぎていた人々、 もともと畑だった家の横の空き地、月夜、田んぼ道、近所のさまざまな猫たち、 家族。 彼は私のよき相棒だった。 彼が死んでからは気が違ったように彼の「身代わり」となる猫を探し回った。 本当に、今思えば自分勝手な振る舞いだったよ。 そして結局は身代わりなんていないとわかったのだし。 申し訳ない気持ちになるのだ。 十分に愛せなくってごめんね。 おこがましいと思いながら。 私は心が凍っているのだー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.26 21:26:01
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