東方神起へ想いを(日々思うこと)

2015/03/30(月)14:18

井筒和幸監督、毒舌まじりに島田紳助との思い出を述懐

 井筒和幸監督、毒舌まじりに島田紳助との思い出を述懐2015年3月29日 13:30 [映画.com ニュース]東京国立近代美術館フィルムセンターで開催中の井筒和幸監督の自選特集上映で3月28日、商業映画デビュー作「ガキ帝国」が上映され、井筒監督が同作主演の島田紳助との思い出など、様々なエピソードを明かして会場を沸かせた。  デビュー作「ガキ帝国」を語った井筒和幸監督 1981年、漫才ブームの真っただ中にいた「紳助・竜介」(島田紳介&松本竜介)を主演に迎えて製作された本作。万博開催(1970年)を3年後に控えた大阪を舞台に、ケンカに明け暮れる不良たちの姿を鮮烈に描く。それまでピンク映画を手掛けていた井筒監督の名を世に知らしめた。映画のことを昔ながらの言い回しで"写真(=活動写真)"と呼ぶ井筒監督。30年以上前に公開された本作について「裸体をさらすかのような写真で恥ずかしい限り」と照れくさそうに語る。当時の大阪の風情が色濃く映し出されているが監督自身、大阪への思いを問われると意外にも「高校を出てしばらくミナミで遊んでただけですよ」とそっけない回答。「『道頓堀の猥雑さはいい活気がある』とか『ドブ川の匂いがいい』とかエッセイで書いたりしてますがデタラメ(笑)! 奈良の人間だから、大阪の街の荒涼とした感じを嫌ってた」と本音をぶちまけ、会場は笑いに包まれる。それでも「当時はほかに行くとこがなかった。生活臭、青春臭が染みついている」とも語り、大阪とは切っても切れない様々な思いがあるようだ。紳助については「たいした話はないよ。死んでしまったし......あ、死んでないか(笑)! でも(芸能界を引退して)死んだも同然。天国で俺を見守ってくれてる(笑)」と互いをよく知るからこその愛情あふれる毒舌でもって評する。当時は漫才ブーム絶頂で「漫才で忙しい時期で、耐えながらやってたと思う。文句を言いつつだったけど、手を抜くようなことはなく一生懸命やってくれた。でも『早く終わりたい』って顔はしてたね(笑)」と懐かしそうに振り返った。ケンカシーンに関しては感情を高ぶらせ「本気でやっていいか?」と監督の元に直談判に来る俳優が続出したそう。紳助が「本気で蹴られまくってるから止めてくれ!」と訴えてきたこともあり、それに井筒は「わかった」と応じつつ、「もっといったれ!」と相手役の俳優をけしかけたそうで、会場は笑いに包まれた。本作をはじめ、自身の作品で描かれる暴力について「知恵や知力のない者が暴力に訴える。言葉でコミュニケーションが成り立たない奴らの暴力を描いてきたつもりです」と説明。その上で「もっと巨大な暴力、大人の暴力を撮りたい気持ちはある。沖縄のヤクザやノモンハン事件の映画をやってみたいけど、僕にやらせてくれるメジャーの映画会社はないでしょう......」と嘆いていた。井筒監督の特集上映は3月29日まで開催。 こちら以前の記事  井筒和幸監督初の本格的レトロスペクティブ開催!2015年3月8日 06:30[映画.com ニュース]井筒和幸監督の特集上映が、東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで3月17日から開催される。  「パッチギ!」の一場面 1980年代以降の日本映画を牽引してきた映画監督が自作の中から上映作品を選定する「自選シリーズ 現代日本の映画監督」の第3弾企画で、劇団維新派公演を追ったドキュメンタリー「足乃裏から冥王まで」(1979)から、最新作「黄金を抱いて翔べ」(2012)まで15作品を紹介する。映画初出演の紳助・竜介を主演に迎えた「ガキ帝国」(81)、ナインティナインを起用した「岸和田少年愚連隊」(96)、沢尻エリカの出世作となった「パッチギ!」(05)という、60~70年代の不良たちを主人公にし、若者のまっすぐな生き様を描いた青春映画の傑作3作も一挙上映する。特集上映は3月29日まで。3月21、28日上映後には井筒監督によるトークイベントが行われる。   この映画はさすがに見ていない・・・ 青春映画の傑作「ヒポクラテスたち」「ガキ帝国」が5月に初ブルーレイ化2015年3月15日 06:00  「ヒポクラテスたち」(上) 「ガキ帝国」(下)場面写真 [映画.com ニュース]「キネマ旬報ベスト・テン」でトップ10入りを果たした青春映画の名作「ヒポクラテスたち」(1980/大森一樹監督)、「ガキ帝国」(81/井筒和幸監督)が、HDデジタルリマスターで初ブルーレイ化され、5月13日に発売されることが決定した。日本アート・シアター・ギルドの旧作をリリースする「ATG ライブラリー」シリーズの最新作として、大森監督、井筒監督の出世作が登場する。「ヒポクラテスたち」は、大森監督が京都府立医科大学を卒業した体験をもとに、医師を志す若者の苦悩や挫折を描いた青春群像劇。故古尾谷雅人さんをはじめ柄本明、内藤剛志、斉藤洋介、伊藤蘭らベテラン俳優の若き日の姿を見ることができる。「ガキ帝国」は、60年代後半の大阪を舞台に、過激なバイオレンス描写で抗争に明け暮れる不良少年たちを映し出した。ピンク映画を手がけてきた井筒監督の初となる一般映画で、第22回日本映画監督協会新人賞(奨励賞)を受賞。お笑いコンビ「島田紳助・松本竜介」のふたりが、主演で銀幕デビューを果たした。「ヒポクラテスたち」「ガキ帝国」のブルーレイは5月13日に発売。4800円(税別)。同時発売のDVDは3800円(税別)。   本日もクリックよろしくお願いしま~す。 にほんブログ村

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