RANGEMASTERの使い道
ギターに使用するエフェクター(ストンプボックス)を集めるのが趣味でした。…と言うのは、ここ5年くらいの間でデジタル技術が進歩しマルチエフェクターを使用すると考えられるすべてのギターエフェクトを手に入れることができ、わざわざアナログのストンプボックスを使用する理由がなくなってきたためです。それでもチューブアンプを使用するには、いわゆるオーバードライブ系はマストアイテムで、根強い人気と高い価格でオークションで取引されています。オーバードライブの一種であるトレブルブースターはブライアンメイ、リッチーブラックモア、ロリーギャラガー、トミー アイオミなどに愛用され簡単にそれと分かるサウンドを提供しています。さて、表題のRANGEMASTERは代表的なトレブルブースターでオリジナルはダラスレンジマスターと呼ばれていたと思います。このねずみ色のBOXはその復刻版で www.tone-man.com のDon Butler氏のハンドメイドです。(2000年6月製 シリアル1158)このブースター、フェンダー系のアンプにはあまり相性がよくなくヨーロッパ系のモコッとした音のアンプに使用するとシャキットした音を出すことができます。この前改造した アラ ジェフベックモデルをマーシャル系のアンプに突っ込んで出音のチェックをしていたのですが、あまり気に入った音にならず考えた末、このレンジマスターを間に入れたら、不思議なことにもこもこした音が程よい歪で本来のストラトらしい音になりました。(まだ、調整が必要)あわやお蔵入りとなりそうだった、このギターとボックスは現在、毎日の研究課題となりました。アナログエフェクターのよいところは、守備範囲は狭いのだけれどギターの音域に合ったつぼを押されていて使い方を間違えなければあの音が出せると言うことです。