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2006.02.18
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カテゴリ:書籍

独創者列伝独創者列伝


存命中の日本の技術者たちのドキュメンタリーである。
冒頭に登場する世界初のマイクロプロセッサーを開発した「嶋正利」と、最後に登場する青色発光ダイオードを開発した「中村修二」の2名については、他書でも取り上げられることが多いが、それ以外は本書独特の顔ぶれである。光造形法の発明者「小玉秀男」、フラッシュメモリーの発明者「舛岡富士雄」、人工網膜LSIの発明者「久間和生」、光ソリトンの発見者「長谷川晃」、白色有機ELデバイスの開発者「城戸淳二」、デジタル画像圧縮技術の国際標準化を先導した「安田浩」、光磁気ディスクを開発した「今村修武」。いずれも日本が世界に誇れる技術者ばかりだ。その言葉には体験に裏付けられた重みがある。
舛岡富士雄は、EPROMに比べて機能的に劣るフラッシュメモリーについて、「普通は、性能が良いほうがいいと誰でも思いますね。それが当たり前ですが、ユーザーが使わない性能がいくら良くてもしょうがないのですよ」(81ページ)と語る。
久間和生は、大学とメーカーの研究者の違いは明確で、メーカーの研究者は「新しいことを掘り起こして、それを事業化する。事業化されてもされなくても、一つのプロジェクトが終われば、次の新たなテーマをやらなければなりません」(103ページ)と指摘する。
中村修二は、青色発光ダイオードという困難なテーマを選んだ理由について、「誰もやっていないから、研究テーマに選ぶのですよ。それで成功したらすごいことでしょう」(244ページ)と語る。
われわれ技術者は、彼らの言葉を胸に刻み、今日も新しい技術に挑戦していかなければならない。


■メーカーサイト⇒NTT出版 独創者列伝








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最終更新日  2006.02.18 12:56:13
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