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2010.06.02
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カテゴリ:書籍


安全保障としての医療と介護

安全保障としての医療と介護



 医療や介護の問題がいつまでも解決しないのは、政府がその財源確保の議論を常に避けているからです

医療と介護、明日はわが身だ。本格的な超高齢化社会を目前にひかえ、従来の「社会保障」という生ぬるい言葉ではなく、国民の命を守る安全保障としての医療・介護システムを考えねばならない。

間違いだらけの医療政策、心ない介護政策、弱いものいじめの社会構造――現場の医師でもある著者が、政治家、官僚、マスコミを批判しつつ、その問題の根源がどこにあり、具体的な解決策を提言する。


ただ、あまりにも内容が明快であるために、少し斜めから読んでしまった。

本書には他国の医療・介護分野の比較データが多く掲載されている。日本人は他国と比較するのが好きな国民である。

他方で、日本は世界標準から外れている部分が多いのも衆知の事実。本書でもたびたび触れられている日本の借金の話だが、そもそも欧米諸国と数字の出し方が違うので、比較しようがない。

となると、他国との比較に何の意味があるのだろうか?

北欧は医療福祉先進国であるとか、医療をビジネスとしたアメリカや中国の制度は破綻しようとしているといった論は、実はあまり意味がない。


せっかく政権交代したのに、民主党が公約に掲げていた社会保障問題は未だに手つかずの状態である。

医療はサービス業でなく安全保障だというのは、私も以前から感じていたことである。いま国民の一人としてできることを、仕事/ネット/選挙を通じてやらなければならないという思いである。


■メーカーサイト⇒鈴木厚=著/朝日新聞出版/2010年01月発行 安全保障としての医療と介護

■販売店は こちら












最終更新日  2010.06.02 19:26:06
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