|
カテゴリ:書籍
銀座木村屋あんパン物語銀座本店では10万個を越すあんパンが売れた日も続出した。 あんぱんでお馴染みの木村屋草創期の歴史を通じ、江戸末期から大正時代の日本の食文化を俯瞰する。 江戸時代には「パン(肉)と葡萄酒(血)は、仏教の根本的教義とは相容れないもの」(33 ページ)としてパン食を忌避しており、「パンの表記もポルトガル語の『パン』を用いた」(34 ページ)という。 その後、木村屋のパンは西南戦争の兵糧として提供されたり、鹿鳴館の食事に供されたり、明治天皇も食している。静岡で隠遁生活を送る最後の将軍・徳川慶喜にもとにあんパンを運び、木村屋を全国展開させるに当たって、清水の次郎長が活躍している。 このように、あんパンから庶民の生活史を知ることができ、とても面白いないようである。 ■メーカーサイト⇒大山真人=著/平凡社/2001年07月発行 銀座木村屋あんパン物語 ■販売店は こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.18 18:39:16
コメント(0) | コメントを書く
[書籍] カテゴリの最新記事
|