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著者は、日本人最多となる「8000 メートル峰 6 座無酸素登頂」を記録した登山家の小西浩文さん。登山とビジネスは同じで、生き残るためには心の持ち方が大切だと説く。 石川さんはその経験から、「人間は困難がないと成長できない」(16 ページ)という。そして、「自らの成長のため、限界を超えようと決意したら、自分の『欲』を肯定して原動力にすべき」(21 ページ)と説く。このとき、「限界を超えるためには、夢に『執着』するのではなく、夢に『集中』すべき」(22 ページ)ともいう。執着と集中の違いについては、本書を読み進めていくと理解できるようになる。 次に「限界を超える組織」作りの説明になる。限界を超える組織とは、たとえば特殊部隊のように「同じ目的と覚悟を持った組織」(104 ページ)と定義する。こうした組織を作るには「人選がすべて」(112 ページ)と述べる。 だがしかし、石川さんも「企業戦士」(106 ページ)という言葉を使っているように、本書に書かれていることを常に実行できるのは「5 パーセント」(157 ページ)のビジネスマンだけだと思う。とてもではないが、手を抜く習慣がついている私にはできない(苦笑)。また、仲間を切り捨てて進んでいけるような冷徹さも持ち合わせていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.01.12 16:31:32
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