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カテゴリ:書籍
著者は文芸評論家の小野俊太郎さん。1961 年に公開された映画を題材にした『モスラの精神史』、同じく 1966 年公開の『大魔神の精神史』を書いた延長線上に、1968 年という年があったという。 明治元年からちょうど 100 年、1968 年(昭和 43 年)には何があったか――「あしたのジョー」「タイガーマスク」連載開始、「巨人の星」「ゲゲゲの鬼太郎」アニメ放映開始、東大闘争、新宿騒乱、三里塚闘争、霞が関ビル完成、ダイエー 1 号店開店、小笠原諸島の日本復帰、郵便番号制度、ポケベル、週刊少年ジャンプ創刊、日本初の心臓移植、人生ゲーム発売、国鉄の大規模ダイヤ改正と自動券売機導入、川端康成がノーベル文学賞受賞、三億円事件――今に続く日本の仕組みが出来た年と言える。 ポケベルが 1968 年にサービス開始していることを考えると、ネットワーク社会ですら、1968 年にスタートしていたと考えることができる。 1968 年を記憶に残している我々の世代は、宿題を積み残したままにしているような気がしてならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.06.13 19:14:02
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