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2013.04.05
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カテゴリ:書籍



玉村警部補の災難

玉村警部補の災難


 「そうしたらニートの引きこもりを大量雇用すればいい。連中は凝り性だから、丹念に捜査してくれるだろう」(133ページ)

著者・編者海堂尊=著
出版情報宝島社
出版年月2012年02月発行

桜宮市警察署の玉村警部補は、警察庁のデジタル・ハウンドドッグこと加納警視正にこき使われる毎日だ。海堂ワールドで田口先生より損な役回りをさせられるようなった玉村警部補をめぐる中編4 本――さんな検視体制の盲点を突く「東京都二十三区内外殺人事件」、密室空間で起きた不可能犯罪に挑む「青空迷宮」、最新の科学鑑定に切り込んだ「四兆七千億分の一の憂鬱」、闇の歯医者を描く「エナメルの証言」。

ネトゲでも超人的な才能を見せる加納警視正は、「捜査はモニタに張りつき検索かけまくりに変わるのかもな。そうしたらニートの引きこもりを大量雇用すればいい。連中は凝り性だから、丹念に捜査してくれるだろうし、ヒマ人間の余った時間の有効利用につながり、雇用創出、国力増強にもなるし、な」(133 ページ)と言い切る。
作者の思いを反映してか、司法に対する不信感をもつ田口先生は「加納さんは信頼してます。でも医療システムの一員として、司法システム全体に対して抱いている不信感は、決してゼロにはなりません」(177 ページ)と批判する。

こんな一癖も二癖もある連中に取り囲まれ、玉村警部補の災難は続く。










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最終更新日  2013.04.05 19:57:51
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