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カテゴリ:書籍
著者の山形健さんは、博報堂で企業や商品のプランディングを中心としながら、デジタルテクノロジおよび無意識・非言語領域を活用したマーケティングプランディング、商品開発、研究開発の業務に携わっている。 山形さんは、「近年のビジネスの停滞の根底には、この非言語領域への軽視が少なからず影を落としている」と指摘し、「理由は簡単だ。非言語領域を軽視することは、人間という存在のうちの、相当大きな割合から目を背けることだからだ」(56 ページ)と説明する。 コミュニケーションでも非言語は避けて通れない。 山形さんは、ワークショップの場では「どちらかというと、世話役やサボーターといった補助的なポジションを占める」(170 ページ)ファシリテーターが重要だと説く。そして、「ワークショップの結論を導くにあたって基準とすべきは、『同意』ではなく『合意』」(179 ページ)であるという。 IT 業界に身を置く者としては、30 年前にアルビン・トフラーが『第三の波』で予言したテレビ会議や在宅ワークが普及しないことを不満に感じていた。しかし経験を重ねるうちに、現場での顧客との打ち合わせ、事務所に集まってのメンバー会議の重要性を感じるようになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.05.12 16:43:31
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