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2014.06.11
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カテゴリ:書籍



COPPELION(21)

COPPELION(21)


 私は日本の利益を常に考えてきたつもりだ(鴎外官房長官)

著者・編者井上智徳=著
出版情報講談社
出版年月2014年6月発行

西暦 2036 年(平成 48 年)、お台場の原子力発電所で起きたメルトダウンにより東京は死の街と化していた。遺伝子操作によって放射能に対する抗体をもって生まれた高校生・コッペリオンたちは、生存者を救出するという困難な任務に立ち向かう。アニメ放映は終了したが、漫画は続く。

生存者を羽田へ連れて行く途中、首都で無人戦闘機や忘れもの係の攻撃に遭い大怪我を負った成瀬荊。復活した黒沢遙人が、そのピンチを救う。
一方、Dr.コッペリウスは三教授を倒し、忘れもの係と行動を共にする。伊丹刹那と Dr.コッペリウスの関係とは?
東京駅を舞台に、成瀬荊たちと忘れもの係の先頭の火ぶたが切って落とされる。

福島第一原発事故に似すぎた舞台設定を逆手にとって、わが国の政治腐敗に対するブラックユーモアをネタに進んできたストーリーだったが、本巻から少し様相が変わってきた。
三島教頭率いる自衛隊は命懸けで人命救助に邁進し、気弱だった野村タエ子は燃えさかるバスに飛び込み、鴎外官房長官は国を守るという信念を貫き、冷静な Dr.コッペリウスですら伊丹刹那への感情を捨てきれない。
成瀬荊が生きる目的としてきた「人の救済」を軸に、登場人物たちの心のありようが変化してきた。
もっとも、成瀬荊のようにまっすぐ生きようとする主人公より、美味しい料理のためなら国際指名手配になっても構わないという武者小路に感情移入してしまうわけだが‥‥。










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最終更新日  2014.06.11 20:05:29
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