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著者は、慶應義塾大学文学部・法学部を卒業して、銀行に入行したものの、独立してビジネス書や税理士・会計士向けのソフト監修をしていたという変わり種作家の池井戸潤さん。本書で第145 回直木賞を受賞した。 ロケット打ち上げに失敗した佃航平は、研究者の道を諦め、家業の町工場・佃製作所を継いだ。そんなある日、ライバルのナカシマ工業から特許侵害で訴えられる。悪い噂がたち、次々に顧客を失ってゆく佃製作所。 辛くも危機を脱した佃製作所の前に立ちはだかったのは、新型ロケット打ち上げを担う巨大企業・帝国重工だ。 次から次へと佃製作所に迫る危機を、社員と一丸となって解決していく佃航平は、ヒーローでもリーダーでもない。くそ真面目にモノ作りをしている、われわれ日本人の根っこの部分を投映したキャラクターである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.01.02 21:56:23
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