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カテゴリ:書籍
著者は、オーロラや地磁気の観測研究を続け、夜間大気光を測定する高感度カメラを開発した塩川和夫さんと、『機動戦士ガンダム』の影響で地球科学を志したという鈴木臣さん。 天体写真を撮影していた頃、背景となる夜空は快晴のはずなのに、なぜか雲のような筋が写っていることがよくあった。当時は気にも留めていなかった。オーロラを観測を行ったことがあるのだが、それとも違う――これが「夜間大気光」である。「街明かりがまったくない山の中にいても、空と山の境界がはっきり見えるのは、夜の空から光が来ているため」(18 ページ)という。 地上から 80~400 キロメートル上空、密度が地上の 10 億分の 1 しかない大気が、太陽の紫外線を受けて発光するのが大気光の基本原理である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.06.12 20:14:19
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