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2019.02.03
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カテゴリ:書籍
活版印刷三日月堂(海からの手紙)

活版印刷三日月堂(海からの手紙)

 もう元には戻れない。生きることはいつも一方通行だ。(226ページ)
著者・編者ほしお さなえ=著
出版情報ポプラ社
出版年月2017年2月発行

川越にある昔ながらの活版印刷所「三日月堂」に出入りするお客さんの心模様を描く中編4 本――ふわっとした物語なのだが、組版、パルパー文字、銅版画、スター・ウォーズ‥‥技術者としての私がこだわってきた事項がサラリと盛り込まれているオタク本なのである。

ちょうちょうの朗読会――4 人で開く朗読会。プログラムを三日月堂で印刷してもらうことに。

あわゆきのあと――朗読会のメンバの 1 人、中谷先生の教え子の広太は、産まれてすぐに亡くなった姉がいたことを知らされる。広太は、姉のためにファースト名刺を三日月堂に発注する。選んだ用紙は雲のようなパルパー。姉の小さな骨壺は、ようやく実家のお墓に納められる。

海からの手紙――彼と別れて川越に引き籠もった昌代は、甥の広太からもらったファースト名刺を手に取り、三日月堂を訪れる。貝をテーマに銅版画をやっていた昌代は、弓子と豆本を出すことにする。
銅版画ではないが、私は銅メッキされたプリント基板にエッチングで回路を書いていた。手で書ける限り細かな回路を実装できる。

我らの西部劇――心臓病で退職しリハビリ生活をしている片山は、昌代と弓子が作った豆本を買い、三日月堂を訪れる。父が生前温めていたという映画誌の原稿が組版された状態で発見される。片山は、反抗的になっていた息子の祐也に試し刷りをみせる。祐也は映画を作りたいという夢を語る。
映画誌の原稿のなかに「スター・ウォーズ」が登場する。片山と自分が同じ世代であることに気づき、身体に無理が利かない歳になったことを再認識する。






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最終更新日  2019.02.03 12:04:00
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