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1 万 2 千年続いた銀河帝国は崩壊しつつあった。このことに気づいたハリ・セルダンは、心理歴史学を応用し、帝国崩壊後の 3 万年間の暗黒時代を 1 千年に短縮すべく、2 つのファウンデーションを設立した。その一方は、銀河系の辺縁にある惑星ターミナスに置かれ、人々は銀河百科事典の編纂者として働いた。ファウンデーションは貿易経済を発展させ、その設立から 200 年後には、銀河系で最も強力な国家となっていた。ファウンデーションと帝国が衝突するのは歴史的必然であった――。 帝国の将軍ベル・リオーズはシウェナの貴族ドゥーセム・バーを訪ねた。彼は、かつて豪商ホバー・マロウが会合したオナム・バーの息子だった。バーはファウンデーションの存在と心理歴史学の概要をリオーズに語って聞かせた。 一方、皇帝クレオン 2 世は内務秘書官ブロドリッグをリオーズに元に派遣し、デヴァーズとバーは窮地に立たされる。辛くもリオーズの艦隊を脱出し、リオーズとブロドリッグの間で交わされた書簡をもって 2 人はトランターへ向かった。リオーズとブロドリッグが謀反を企んでいると皇帝に信じ込ませるためだ。 ファウンデーション設立から 300 年後――惑星ヘイブンの貿易商人トランは、ベイタ・ダレルと結婚した。2 人はファウンデーションを脅かす存在と噂されるザ・ミュールを探すため、新婚旅行を装い、惑星カルガンを訪れた。 40 年前、帝国の首都惑星トランターは大略奪に遭い、廃墟と化していた。皇帝ダゴバード 9 世はネオトランターに逃れた。ベイタら一行は、ファウンデーション市長の住宅にも及ばない質素な暮らしを送るダゴバード 9 世に謁見する。ダゴバード 9 世の発言は支離滅裂だったが、首尾よく通行許可証を手に入れた一行は、トランターへ向かう。 銀河帝国興亡史の第1 巻は大河小説風であったが、第2 巻はアシモフお得意のミステリー仕立てとなっている。とくに第2部のザ・ミュールでは、ミュールと第二ファウンデーションの正体が謎解きで、先に正体を現したミュールが負けたことになる。第二ファウンデーションの謎解きは第3 巻へ持ち越しとなる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.25 12:32:46
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