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カテゴリ:書籍
桜宮中学 3 年の曾根崎薫(カオル)、平沼雄介(ヘラ沼)、三田村優一、進藤美智子と桜宮学園高等部を卒業し東城大学医学部の 4 年生に特別編入しいた佐々木アツシは、巨大未確認生物〈いのち〉の誕生に立ち会う。だが、〈いのち〉は「首相案件」として、「こころの移殖」を目論む赤木雄作により、アツシが管理する未来医学研究センターに囚われ、美智子も学校を休学してしまう。毎日カオルに届いていた父・伸一郎からのメールも届かなくなった。背後に「組織」と呼ばれる正体不明の敵がいた。 カオル、ヘラ沼、三田村が立ち上がる。東城大学医学部の田口公平教授(『チーム・バチスタの栄光』他の海堂ワールドに登場する愚痴外来の冴えない医師)と高階権太学長、そして、厚生労働省の〈火喰い鳥〉こと白鳥圭輔室長と、〈いのち〉を奪還する計画を立てる。マサチューセッツ医科大学の東堂文昭教授(『ケルベロスの肖像』)が、〈いのち〉を撮影できる超大型 MRI「フローティング・ガブリエル」を搭載した輸送戦艦「ポセイドン」に乗って桜宮に接岸する。未来医学研究センターから〈いのち〉を「ポセイドン」へ搬送し、奪還する計画だ。 カオルらは、バー「どん底」(本当の店名は「ブラックドア」)へ向かい、4S エージェンシーの牧村瑞人(『ナイチンゲールの沈黙』『夢見る黄金地球儀』)、SAYO(浜田小夜;『ナイチンゲールの沈黙』)の協力を仰ぐ。牧村は、アツシの本心を確認することが必要だと言って、未来医学研究センターへ向かう。そこで見たのは、コールドスリープしたまま 3 年経っても眠りから覚めない日比野涼子(『モルフェウスの領域』)だった。 「ポセイドン」へ移送する途中、カオルたちは〈いのち〉を潜水艦「深海五千」に乗せて奪還に成功。〈いのち〉が孵化した洞窟に漂着する。捜索の手がそこまで迫っているというとき、〈いのち〉が、突然、姿を変えた――。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.17 13:23:11
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