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2022.04.16
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カテゴリ:オーディオ
イヤホン「IE 600」

イヤホン「IE 600」

 高性能な自社開発ドライバーを採用、アコースティックにこだわり
製造/販売ゼンハイザー
製品情報イヤホン「IE 600」
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特徴はアコースティック。自社生産の直径7mmのドライバー(高性能TrueResponseトランスデューサー)を採用。メリットは歪みの少なさで、左右の位相差が耳で感じられないほど高精度に揃っているつくりの良さ、各周波数帯域のつながりの良さなどが特徴だ。
また、IE 900に取り入れた振動板(メンブレンフォイル)が重くなることを嫌ってコーティングを敢えて施さなかったり、形状も非常にシンプルにするといったこだわりがある。様々な試行錯誤の結果、ノーコーティングでプレーンな形状が最も良いという共通思想を持って開発されたドライバーなのだ。
アコースティックバックボリューム機構は、ハウジング内の空気量と風の方向を調整するためドライバーの後方に設けられたエアスペースだ。ドライバーをスムーズに動かすことによって、低域と中域の分離感をよくし、不要な共振を取り除く効果がある。ただ、ここのサイズをどのぐらいとるかが重要で、大きくすると量感が豊かになるが音圧は下がり、小さくすると量感は減るが音圧は上がるといった傾向あるという。このバランスを決め、最適なチューニングにするのがエンジニアの腕の見せ所となり。ゼンハイザー社内ではこの音決めの担当者を実際シェフと呼んでいるそうだが、文字通りシェフのレシピと言えるノウハウである。
一方、デュアルレゾネーターチャンバーは、IE 800シリーズで過去搭載していたD2CA(Damped 2 chamber absorber)を採用したものとなる。IE 900では3R(3 Resonator chanber)として、高域の周波数特性を整えるために3つの部屋を用意していたのに対して、IE 600では2つになる。効果としては子音などに相当する5~10kHzの刺さりを低減。耳障りでなく、伸びのあるボーカルの再現に寄与するそうだ。
IE 600のハウジングは非常に小さく重量も片側6gと軽量だ。さらに「アモルファスジルコニウム」(ドイツへレウス社のAMLOY-ZR01)という素材をラインアップを通じて初めて採用している。一般的な鉄に比べて3倍の強度があり、頑丈さと柔軟性を両立し、腐食しにくく、低温にも強いというメリットを持つ。医療や宇宙開発でも注目を浴びており、NASAの火星探査機のドリルにも使用されている素材だという。IE 600のハウジングは粉末の素材を用い、3Dプリンターで造形したものになっている。
ケーブルはプレーヤー側が3.5mm(アンバランス)または4.4mm(バランス)の2種類を用意。パラアラミド繊維のシースで強化しており、8000回の折り曲げに耐える。コネクターはMMCX仕様だが、端子周辺部の形状が異なる独自仕様(Fidelity Plus MMCX)となっている。ここはIE 300やIE 900と同様だ。安定感と耐久性を維持するためのものだが、一部のケーブルが利用できない可能性がある。イヤーチップはシリコンタイプと低反発タイプをそれぞれ3サイズ同梱している。
周波数帯域は4Hz~46kHzと非常に広く、感度は118dB、インピーダンスは18Ω、THD(歪み)は0.06%以下と低く抑えられている。なお、ゼンハイザーのフラッグシップモデルはこれまでドイツの自社工場での生産が基本だったが、SONOVAへの事業譲渡後、今後はアイルランドの自社工場に集約していく方針だそうで、本機もアイルランド製の製品となっている。ただし製造方法などは同様で、品質に差は出ないという。






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最終更新日  2022.04.16 12:13:22
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