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2006/01/27(金)07:36

パレスチナにイスラム原理主義政権

エネルギー問題に無関心な人が多い日本にまた、頭の痛い問題がおきました。 パレスチナの評議会選挙で、イスラム原理主義組織ハマスが76議席を獲得、穏健派のファタハは43議席しか獲得できず、ハマスが圧勝しました(こちらを参照)。 米国ブッシュは、武装解除に応じないハマスが政権をとるなら、和平交渉に応じないと言っています。 対抗するイスラエルもシャロン首相の急病により政権が不安定な状態で、一気に強硬路線に傾く恐れがあります。 パレスチナに味方する日本人が多いのですが、今まで幾度となく、イスラエル、パレスチナの首脳が握手をしては、自爆テロにより和平の枠組みを壊してきたパレスチナ武装勢力、それに拍手を送るパレスチナ人民を私は支持できません。 パレスチナの貧困が理由だから自爆テロはやむを得ない、というジャーナリストが多いのですが、私は武力による主張はいかなる理由をもっても是認しません。 恐らく、米国だけでなく、ヨーロッパも和平推進から腰が引けてくるように思います。 ハマスが強硬路線を継続しようとすれば、欧米のパレスチナに対する経済援助は打ち切られるでしょう。 経済的基盤を失えば、ハマスもアフガンのイスラム原理主義政権タリバンと同じ道をたどるでしょう。 原理主義政党では、いずれ圧政が始まり、自分たちが弾圧を受ける運命に陥るのだ、ということが、パレスチナ人民にはわからないのでしょうか? イラン、イラクがパレスチナ支援に入り、イスラエルと軍事衝突を起こすようになれば、手のつけようがなくなるかも知れません。 こういうときに、日本人が、中東原油に依存するエネルギー事情について無関心でいて良いのでしょうか? 風力発電、バイオマスなどを研究することも必要ですが、日本人一億人のエネルギーを供給するのにはとても足りません。 既存タイプの核分裂型原発を増やすのでは、放射性廃棄物の問題が起こります。 既存タイプの原発では、原理的に、放射能を帯びた物質が発生し、それらの物質を制御し、放射能を取り除くことは、ウランの中性子過剰巨大原子核の振動によって原理的に不可能なのです。 放射能を帯びたゴミをどこに捨てるのでしょうか? 既に、グリーンピースのような団体が、欧州で日本の核のゴミを処理することに強い反対運動を起こしていて、日本国内で処理するしかありません。 これをご覧のあなたがお住まいの地域に、放射能を帯びたゴミを捨てる施設の建設計画が起きたらどうしますか?

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