2006/12/20(水)08:42
神奈川で知事多選禁止案を否決
神奈川県議会総務企画常任委員会が、松沢県知事が提案した「知事任期3期12年」の多選禁止条例案を否決してしまったのだそうです(こちらを参照)。
松沢知事が地元新聞に条例制定の必要性を訴える文章を書いたために、自民党・公明党の議員が態度を硬化させたということなのだそうですが、自民党も多選を支持しないことを考えていたはずなのに、議会側から出された提案に知事が抵抗した、というのならわかりますが、わざわざ知事の方から出てきた提案になぜ反対する必要があるのか、よくわかりません。
民主党ではかなり前から首長候補の推薦は3選までというように言っていたと思います。
福島県知事逮捕事件にしても、今まであった首長の汚職事件にしても、多選に問題があったことは長らく言われてきていることです。
首長が10年を超えて椅子に座り続けると、既成の人脈とのしがらみが強くなり、議会がチェック機能を果たそうにも見えない圧力がかかってチェックしきれないということがどうしても起こります。
神奈川県は今は民主党出身の知事ですが、まさか、自民党は、自民党の知事に置き換えて多選を続け、癒着の構造の中で甘い汁を吸い続けようというのではないでしょうね?
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