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2008年12月12日
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カテゴリ:ツール
久々の「ツール」です。

しばらく新しいツールを買う必要がなかったのでレポートすることも無かったのですが、最近、自分の作品のシグネチャー(サイン)を入れる時に、筆で細い文字を入れるのが難しいので、何か良い画材はないものかと探してみることにしたんです。

その結果、黒の場合、uniのProckeyがシグネチャーを入れる時には一番使う率が高いペンです。ただし黒味が少し足りないので、すべてのものにこのペンを使うということにはゆきません。比較的明るめの色合いがある作品には適していますが、暗めの色合いの作品では絵柄に使っている水性ペンキブラックジェッソの黒味に負けてしまうので、その場合はPOSCAを使用することになります。

黒味という点ではuniのPOSCAがベタッとした黒を出してくれるので好きです。
ただし、平滑面での描画には適していますが、キャンバスや繊維の多いコットン紙などでは繊維に沿って散ってしまうことがあるので注意が必要です。

また、シグネチャーで使うような細いラインを描くためには極細が必要なのですが、uni POSCAの極細のペン先はエンボスやキャンバスでは引っかかりがあるため、ピンセットの先でキャンバスやコットンをひっかくような感覚になってしまい、その結果、せっかくの作品にPOSCAの顔料インクが飛散してしまいます。

ですが、最近、uniのPOSCAに「Do!POSCA」というスリムタイプのラインナップが追加になりました。
このシリーズのペン先はProckeyとよく似たタイプですので引っかかりが少なく使いやすいです。

そして顔料ゲルインクを採用しているボールペンタイプは「uniのSigno」シリーズが紙でもキャンバスでも良い結果が出ています。ただし乾燥に時間がかかる場合があるので、しっかり乾燥させることが重要になります。

と、ここまでは黒インクの話でしたが、今回のお題は白インクです。
今まで色の濃い作品のシグネチャーは白いアクリル絵の具かジェッソを面相筆に付けて震えながら書いていましたが、どうもペンや鉛筆でシグネチャーを入れたときのような勢いを出すことができず困っていました。

そこで最近売っている白いインクのペンを数本買ってきてみました。



少し前までは白インクと言えば修正液だったのですが、修整液はその性質上、厚塗りはできますが細かな文字を書くには快適とは言えませんでした。

私が普段使っているキャンバスや木の板、そしてゲルメディウムの上に文字を書いた時の発色やインクの乗っかり具合をチェックするためにこのようなものを作ってみました。



半分から左側はブラックジェッソのみを塗ったもの。
半分から右側はブラックジェッソの上にゲルメディウムを塗ったものです。
ベースはどこにでもあるベニヤ板です。

そして一番上は「uniのDo!POSCA
上から2番目は「PilotのCHOOSE (0.7mm)
上から3番目は「uni-ballのSigno(太字)
そして一番下は「uni-ballのSigno(エンジェリックカラー)

結果からレポートすると、この中で総合的に好印象だったのは上から3番目の「uni-ballのSigno(太字)」です。筆で描いたようなシルエットを残しつつ、ある程度の擦りにも耐えました。
何よりも引っかかりがないので思った通りの描画が可能なんです。
紙に描く場合はどのペンでもほとんど差がなくきれいに書けそうなのですが、
キャンバスやベニヤ板、ゲルメディウムの上に書いた時にはボールペンの方が快適です。

実は左右の境界線(中央)に引いている「-」は板目と垂直方向に少し擦ってみたんです。
その結果、激しくこすらない限り、どのペンのインクも残りますが、やはりペン先が細いものは剥離する部分が目立ってしまうんです。

また、発色からすると一番上の「uniのDo!POSCA」が最も良かったのですが、やはり繊維方向に少しにじむ傾向があるので、ゲルインクを採用しているボールペンタイプのほうが結果的には使いやすいようです。
太さもボールペンにしてはかなり太い線が描けるタイプで、インクは顔料/中粘度ゲルインクを採用しています。柄の部分には「イラスト・黒紙用」という文字も刻印さており、やはり専用設計されているものはそれなりに威力を発揮するのだなぁと感心しました。



ただし、問題がないわけではありません。
ボールペンタイプは描画速度が速いとかすれてしまう欠点があります。
特にゲルインクは粘度が高いためかすれる可能性も大きいんです。

…ということで、今のところ白ペン選びの選考基準としては…
「顔料」「ゲルインク」「太いボールペンタイプ」というのが良さそうです。

一方の「uniのDo!POSCA」も用途によっては非常に良いツールになります。たとえばキャンソンやマーメードなどの繊維がしっかりしている紙での描画は素晴らしいものがあるので、細部を描くときのサイドツールになることは間違えなさそうです。

いずれにしてもやっと「白ペン」で使えそうなものが出てきたことはとてもうれしいことです。
マンガなどの部分修正や破線を描くときなどにもこれぐらい隠ぺい力のある白インクなら十分に使えそうです。





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最終更新日  2008年12月12日 12時08分31秒
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