2008/09/26(金)00:11
メリーさんのこと 寒い日の紅茶・・・
このまま秋を通り越して冬になってしまうのでは?
と思うような日が最近ありました。
コートを着ないで外出するのは、
かなり無謀のことのような寒い1日・・・
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こうした寒い日に入れる紅茶のありがたさ・・・
浸れるものですよね。
冷たい雨が降る外を眺めながら口にする紅茶・・・
・・・ザルツブルグでの情景がよみがえってきました。
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あそこは山間の盆地で、よく3日とか4日とか、
或いはもっと長く雨が降り続くことがあり・・・
そういう時、農家の人は、朝 シュナップス (火酒:主に果物で作る蒸留酒) を入れた
紅茶を飲んで体を温めてから畑や牧場に向かうと教えてくれた人がいて・・・
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その教えてくれた人は、当時70代のオーストリア人女性だったのですが、
彼女が特別に農家で分けてもらう蜂蜜というのは、茶褐色というより黒褐色で・・・
それは、ミツバチの蜜ではないと聞いたような記憶もあり・・・
また、それを入れた紅茶は、万病に効くとのことで・・・
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いずれにしても、いつもはつらつとした調子で話す彼女・・・
その笑顔と自信は、誰をも健康にしてしまうような威力があったものです。
そして今年、 あちら に逝かれるまで、
周囲の人たちは私も含め皆、うんと可愛がってもらったものでした。
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彼女は、いいと信じたら決して疑わない
という強い意志の持ち主で、
その姿勢には、ある種の厳しさもあり、
また同時に底抜けに明るく大らかで・・・
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彼女曰く:
細かいことを心配することから不幸が始まる。
心配から (自分が) 勝手に作り上げた不幸を人に渡すことは、
人間が決してしてはならないこと。
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いいものを信じていたら、もっと信じられるようになる。
信じられれば、られるほど自分が強くなれる。
強い自分は、心配したり人を疑ったりしない。
だから自分の好きなものをいつも、そしてもっと信じて!
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・・・熱い紅茶で温まりながら彼女のことを思うと、
私にも好きなものや信じられるものが沢山あり・・・
そして 彼女=メリーさん という人そのもの を
私は凄く信じていて・・・
PS,
写真はオーストリア・アルプスの牧場です。