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カテゴリ:料理
この木型はりんごの木で出来ているそうです。 ジンジャーブレッド或いは、レープクーヘンのことを チェコでは、ペルニークと言います。 これらのお菓子の起源は、古代エジプトにまで遡れるそうで、 基本的な作り方は、その当時と変わらないとのこと。 チェコでは、クリスマスや新年、結婚式や誕生日など おめでたい席にペルニークが登場します。 私にとってのペルニークというお菓子は、下さった方のことが思い出される・・・ そういう懐かしいお菓子かも知れません。 ::::::::::::::::::::::::::: さて、チェコ・モラヴィア地方の木彫り職人アレクサンドルさんに譲ってもらった 専用の木型で、ペルニークを作ってみました。 チェコでは、ハートのモチーフが至る所で見られるのですが、 そのことをアレクサンドルさんに聞くと・・・ 僕たちは愛なんだよ。君も僕も愛なんだよ。ハートはこころなんだよ。 と、そう全身全霊で語っていました。 そうしたお話しと共に、ペルニークの作り方も教えてくれたので、 以下にレシピをご紹介します。 男性用民族衣装のブーツにもハートです <材料> 1) ライ麦粉(細挽き) または 準強力粉 500g 2) 粉砂糖 250g 3) スパイス 大さじ2 (クローブ、シナモン、フェンネル、アニスを挽いたもの) 4) 蜂蜜 100g 5) 卵 2個 6) ラム酒 大さじ1 <作り方> 1) 粉と粉砂糖、スパイスをボールの中でよく混ぜ合わせる。 2) 蜂蜜と溶き卵、ラム酒を加えて、生地にまとめあげる。 3) ラップでくるみ、冷蔵庫で2日間休ませる。 4) 生地を室温にもどして成型する。 5) 180度から200度のオーブンで10分から20分焼く。 <私の考察として> ○ 材料は半分の量で仕込んでも大丈夫です。 ○ 味は絶対にライ麦粉をおすすめします。 ○ 準強力粉の代わりに強力粉と薄力粉を半々で混ぜたものも使用可能です。 ○ スパイスが手に入らない場合は、しょうがの粉とシナモンを2対1でもよいかと思います。 ○ 生地を作る時は、最初はヘラを使い、途中から手でまとめるとやりやすいです。 ○ もし生地が固い場合は、麺棒でのばせるくらいに牛乳か水を加えて調整します。 ○ 生地はやはり2日間休ませたほうが、すぐに焼くよりも美味しく仕上がります。 ○ 焼き加減は、ほんのり焼き色がつく位 スパイスの香りが漂ったらほぼ完成です。 ○ 私の使っているオーブンですと、180度で10分以内で焼き上がりです。 ○ 横には殆ど膨らみませんので、焼く際は2センチ程度の間隔をあけて並べれば大丈夫です。 ○ 麺棒で1センチから2センチ程度にのばして型で抜いても作ることができます。 ○ 尚、アレクサンドルさんが、ラム酒は絶対に入れてね! と言っていました。 型で抜かなくても手で成型! 自分の感じるハートの形で・・・ 調理用温度計の柄の部分で丸く型押ししてみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月08日 15時54分04秒
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