2010/04/26(月)06:36
ホトケノザではありませんでした。
ヒメオドリコソウ
住まいの近くに、ホトケノザが毎年きれいに咲きそろう場所があります。
バス停のそばなので、行きや帰りに足を止め・・・
でも足を止めるだけではなく、しばらくしゃがんで眺め、
5分、10分と観察していると、もっと居座りたくなるものです。
いつまでいても、ホトケノザに蜜の香りは感じられません。
でも蜂たちは、せっせと蜜を集めています。
大きさや飛び方もまちまちの蜂たち・・・
それぞれに違う羽音が聞こえてきます。
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と、このようにブログをアップしておいたところ、
父からメールがきました。
そのメールには、ホトケノザではなくて、これはヒメオドリコソウではないか?
というようなことが書いてあり・・・
早速、ウィキペディアで調べてみると、
ヒメオドリコソウで納得しました。
私はてっきり、ホトケノザのヨーロッパ種だろうと今までずっと思い込んでいましたね。
お詫び申し上げ、訂正致します。
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さて、それで思い出したことがあります。
ザルツブルグにいた頃に、旧侯爵家の若さまと、早春の湖畔を散歩していた時のことです。
しばらく歩いて森に差し掛かると、歩道の片側には、
モミの木がどこまでも遠く生い茂っていました。
冬にここに来たら、モミの枝の上に雪が積もっていてきれいでしょうね。
と私が言うと、彼は、これはモミの木ではありません。
モミの木の葉の裏は白いのです。と言われました。
その後若さまは、私の気分を損ねたのではないかと、かなり心配な様子でした。
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それからしばらくして、またクリスマスがやってきて、
若さまのクリスマスツリーの飾り付けを手伝っていた時・・・
湖で教えてもらったことを思い出しながら、白い葉の裏を触っていると、
若さまに再度、あの件で怒っていないかと聞かれ・・・
なんでも、私は話しやすいけれど話しにくい人なのだそうです。
それはこちらも同じなのですがね。
真冬でも絶えることなく緑の葉を茂らせるモミの木は、変わらぬ信仰心の象徴とのこと。
そして、私と若さまのやり取りは、いつまでたっても相変わらずな感があります。
PS,
父はザルツブルグに来た時、若さまから空港で、
お手製のピクルスをお土産にもらいました。