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カテゴリ:大航海時代
「ランド船長。ご注文の品、出来ましたぜ。大事に使ってくれよ」
造船所の親方は、そういうと私に【アルカディア8号】と書かれたバーバリアンガレーの権利書を渡した。 大海戦に参戦してみて、いくつか気がついたことがある。 一つには、提督が撃沈されてしまうと、いくら増援が来ようとも、その場で負けになってしまうということだ。私が、援軍として駆けつける場合は、私が沈められても、他の艦隊は戦い続けられる。しかし、私が最初に敵との交戦を始めた場合は、その場で敗北なのだ。つまり、私が簡単に沈んでいるようでは、いくら他のメンバーが頑張っても頑張りがムダになってしまう。 私は現在、軽キャラックに乗っている。搭乗員30名、砲門数20門で、艦砲射撃専門のような船だ。 それに対し、同じ能力の船長が乗れる船にバーバリアンガレーがある。バーバリアンガレーの搭乗人員は倍以上の75名、砲門数は20門。それだけではない、戦闘が始まると、漕船という能力を発揮し、私の軽キャラックより、早く動くことができるのだ。 砲撃戦なら、両方の船の違いは、ほとんど無い。しかし、白兵戦になると、バーバリアンガレーが優勢、いや、圧倒的に強いのだ。そのため、私は、残りの戦いは、自分の性には合わないが、バーバリアンガレーを新造し、それで指揮を取ることにしたのだ。 これで、私たちの艦隊の勝率がアップしたのは言うまでも無い。 今回のイスパニアにおけるカサブランカ侵攻は、数の上でも、戦略の上でも、無理があったのではないだろうか。もっとも、イスパニアが、全員を総動員し、向かってきたなら結果はまた違うものになっていたのかもしれない。 幾度となく繰り返される戦いの1ページ。 小競り合いは、歴史に姿を表すことはないだろう。 しかし、その1つ1つに、それぞれの物語がある。 私たちアルカディア商会の艦隊が、ポルトガルのリスボン港に着いたとき、そこには、多勢の帰還艦隊が集まっていた。そこでは、ポルトガルの大臣ブラザンサ公爵の演説が行われていた。 諸君! 我らがポルトガル王国は、素晴らしい勝利を手に入れた! カサブランカは守られ、アフリカからインドへと続く航路は磐石のものとなった。 参戦したすべての提督、船長、将兵諸君に対し、篤く感謝の意を表したい。 リスボンはますます繁栄し、やがて我が国の艦隊はあらゆる海を席巻するだろう! ともにポルトガル王国の威光を世界に示そうではないか! 戦いの結果は、イスパニア32%、ポルトガル68%で、ポルトガルの圧勝に終わった。 今回は勝つことが出来たが、次はわからない。 今日だけは、商会員たちと祝杯をあげよう。しかし、明日からは、次の海戦の勝利を我が手にいれるため、また戦いの毎日だ。 ポルトガル王国の勝利に乾杯! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/03/16 01:43:31 PM
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