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カテゴリ:大航海時代
「(o゜-゜o)ノ チャオ」
私が、大航海時代の世界に意識をあらわすときの挨拶だ。 「ノ」 「ノ」 「こん~」 「ノ」 「ひ」 「こんばんわ~」 と、その時に、世界に居る商会員から挨拶が帰ってくる。 挨拶の仕方は、人それぞれだが、こうやって挨拶を交わすことにより、誰が今この世界に居るのかがわかるし、コミュニケーションのスタートになる。ちょっとした事だが、強制しなくても挨拶ができる風土や環境は、集団にとって極めて大切だ。 「みんなで、艦隊を組んで、海事クエでもやりません?」 挨拶が終わると、セリアスがそう言った。私が、この世界に来る前になにか話していたようだ。 「ん?どうしたの?」 私はセリアスに尋ねた。 「あ、いや・・・新しいメンバーとの交流を兼ねて、イベントでもとおもって」 セリアスは言った。 先日の合併の話を、私は徐々に進めていくことにした。いきなり違う性質のモノをかけあわせると、異常反応が起こる可能性が高い。そのため、少しずつ少しずつ掛け合わせて行くことにした。少しずつなら、お互い抵抗なく、混じる会うことが出来るだろうから。 私はまず、旧会員で「引退宣言者」をすべて除名にした。これにより、5名の枠が出来たので5名まで合併商会のメンバーを受け入れることにした。 最初に私に連絡をとってきた、用心棒のティッティ。 交渉時に窓口になってくれていた、鉱物商のロンベルク。 元軍人で食料商のそらまめ。 交易を中心に活躍し、まもなく商用ガレオンにのれる、会計士の蒼菜。 そこでまず、この4人が、合併を前提とした体験入会をすることになったのだ。 「おお、気がつかなかった。そうだね、お互いを知るためにも艦隊を組んで何かやりたいね」 私は言った。 「それで、海事か冒険か交易か・・・・」 セリアスは続けた。 セリアスは天照御大神の商会で、アルカディア商会のメンバーとなった航海者だ。入会したときには、冒険者だったが、その後、転職を繰り返し、今では船大工となっている。造船の技術と鋳造の技術を持ち、アルカディア商会の軍需調達の要として確固たる地位を築きはじめている。最近、銅張りのフリゲートが作れるようになり、顧客第一号として、元冒険者で現在、賞金稼ぎとして戦闘技術を磨いている、ぱんぷぅが乗船することになった。 セリアスは、「商会員のために」といって、あと一ランク造船技術を上げ、「ガレオン級」の船をつくると言っている。造船は極めて苦痛を伴う修行をしなければならない。それなのにもう一ランク上げてくれるというのは、これから続々「ガレオン級」に乗れる商会員が増えていく中で頼もしい。 「それで、どうします?」 普段、控えめに自己主張を控えているセリアスにしては、今日は積極的に発言している。 「ふむ・・・・」 私は、ここしばらく、商会員を増やすことを、それを維持すること、旧会員の扱い、人数が増えたときの対応などに忙殺されていたので、新しく入った商会員に対して何かイベントを開くというのはまったく頭に無かった。 私の商会運営の基本は、何人かの意見を聞き、それを元に私自身が判断し、結論を出すというスタンスだ。独裁でもなく、合議制でもない。20人ぐらいの集団の中では、一番運営しやすい形態だと思っている。その中で、セリアスは合併の件にしても、商会運営に関してのことでも、なかなかイイ意見を述べてくれる重要な存在だ。私が見落としていたこと、軽んじていた事を必要に応じてズバリ指摘してくれる。 アルカディア商会の設立時のメンバーは、天照御大神をのぞいて誰もいなくなったが、新しく仲間になったメンバーが次々頭角を現し、今まで以上の活動が出来る体制が整いつつあると思う。 率先して、商会員を引っ張ってくれる、船大工のアーリン。 初級者や上級者を問わず、面倒見のいい、賞金稼ぎのぱんぷぅ。 必要なときに、必要なアドバイスをしてくれる、船大工のセリアス。 高レベル者との付き合いを持ち、国家的視野を持つ、あんにゅいとデジャヴ。 私が、新生アルカディア商会を率いていくにあたって、頼りにしているメンバーだ。 今までのメンバーの台頭、新しいメンバーの加入。 新生アルカディア商会。これから、ますます活動が活発化し、ますます楽しくなってくると予感する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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