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カテゴリ:大航海時代
冒険家になって、数日が過ぎた。
考古学のランク、財宝鑑定のランクとも6になり、ようやく初心者の域を脱出する頃だ。 ただ、いまだに開錠が4しかないので、すこし足踏みをしている時期でもある。 「ランドン~。いま何してるの?」 親友のTOMMYから直接連絡が届いた。私の事をランドンと呼ぶのは彼だけだ。 普通なら、疑問に思うような呼び方だが、彼ならなんとなく許せるのだ。 彼は、私がカリカットで戦列艦に乗るための修行をしていたときに、一緒に修行し、仲良くなったのだ。 「いま、東地中海で冒険中」 私は言った。 「そっか~。合流してもいい?冒険レベル上げたいんだ。」 TOMMYは、言った。 「いいよ。でも、軍人のままやっても、対して経験はいらないよ。」 戦闘経験、交易経験、冒険経験などは、その職業でない限り、半分になってしまうのだ。 つまり、冒険者が冒険経験を得ると200入るところが、商人や軍人がやると100しか入らない。 私が、発見物の数が多いのに、冒険レベルが低いのは、今までの冒険はすべて軍人のままやっていたからなのだ。 「う~ん・・・どうしようかなぁ。ちょっと軍人疲れたから、この際冒険家になろうかと思ってるんだ。」 TOMMYは、そういった。 TOMMYの気持ちはよくわかる。私自身が、戦列艦のために根を詰めて修行したため、しばらく軍人から離れたくなったからだ。私が戦列艦に乗れるようになってから数日後に、彼も戦列艦乗りになったのだ。同じような状態なのだろう。 この日は、軍人のTOMMYをつれて冒険していたが・・・ 次の日。またTOMMYから直接連絡が来た。 「ランドさん。冒険者に転職しようと思うんだけど、どれがいい?」 転職にはデメリットが付きまとうが、彼はそんなことも気にせず言ってきた。 「う~ん、片手間にやるなら、地理か生物がお勧めかな。」 私は自らの経験を元にアドバイスをした。 地理学と生物学なら、書庫で地図をあさるときには、その街の言語が必要だが、依頼自体を達成するのに言語は必要としないことと。最低限、学問と「視認」+「観察」、「生態調査」+「観察」の3つのスキルで出来るようになるからだ。 「う~ん。じゃあ、地理をやることにするよ。」 TOMMYは、そういうと、冒険者に転職する準備を整えていった。 「ランドン、リスボンまで来て~~」 しばらくすると、TOMMYから連絡が入った。ちょうどマルセイユの書庫で本を読んでいたときだ。 「どうしたの?」 私は尋ねた。 「いいから、きて~」 TOMMYは、強引だ。普段の私なら、強引に誘われることに嫌悪感を抱くのだが、なんとなくこのときは、いいかという気持ちになっていた。辛い海事修行から開放されて、なおかつドロドロとした投資戦から開放た「冒険者」として活動していたので、心が綺麗になっていたのかもしれない。 「OK」 私はそういうと、リスボンに向けて船を走らせた。 「TOMMYどこにいる?」 リスボンついた私はTOMMYに尋ねた 「まだ・・・もう少しまって」 TOMMYから返事が帰ってきた。 呼び出しておいて、待たせるとは!!と思ったが、不思議とハラはたたない。 しばらくすると、TOMMYからリスボンに到着したとの連絡が入った。 私は、TOMMYの指定する場所に向かった。 目的の場所に着くと、そこには・・・「測量士」の肩書きを持つ冒険家TOMMYがいた。 地理学の知識1、視認の技量1と駆け出しも駆け出しの冒険者だ。 私は彼に冒険のイロハを教えるため、しばらく一緒に地理の依頼を受けることにした。リスボンは比較的簡単な地理の依頼があるので、地理を始めたばかりの冒険者には優しい街だ。お互い、準備を整え、出航所に向かう。私が食料や水を積み込んでいると、TOMMYは横に戦闘ガレオンを並べてきた。 「え、それでいくの?」 私は尋ねた。 「うん、これしかないの・・・」 TOMMYは言った。 TOMMYは戦列艦、戦闘ガレオン、ラ・レアルの3隻を持っている。そして私は戦列艦・戦闘ガレオン・商用ジーベックなので、必然的に提督を私がやることになった。 商用ジーベックに引っ張られた戦闘ガレオンがリスボン港を出航する。各船の船長は、2人とも戦列艦に乗れる元軍人だ。そして向かう先は、ラスパルマスで新たな島を発見するという仕事。ここにまた一人、TOMMYという「戦列艦乗りの冒険者」が誕生したのだ。 まもなく、東地中海やカナリア沖が各国の保護を失って、危険海域に戻る。 その時に、我々のような戦列艦乗りの冒険者がいると、海賊にたいして牽制になるだろう。特に「考古学」と「財宝鑑定」を持った私は、東地中海にいることが多い。冒険者としてはまだまだ新米の域を少し出たところだが、いままで培ってきた軍人としての能力も活かせる冒険者でありたいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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