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田畑見聞記

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2011.02.09
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画像 490.jpg

 イチゴ農家さん巡回の折、小ネギハウスの葉先枯れに気づいてのワンショットですが、この冬のハウス栽培は日照量の不足や、強い低温に泣かされておられる例を多く見受けます。写真のハウスは入り口が開放されたままでしたので、そこから左側に寒風が何度もネギに浴びせられたものと思われます。

 本来ネギは耐候性が高く、冬品種ならば単棟の簡易ハウスで事足りるはずですが、今年は九州も特段に冷え込んだために同様の状況が多く発生していますが、入り口やサイドを閉じて寒風の侵入を防いだところは先枯れは認められません。おそらく細い葉先が風にさらされて体温が下がり、耐え切れなかったものと考えます。 

 出荷まではまだ日にちがありますので、この後新葉が展開して無事収穫されることを願いますが、根や盤茎までが痛んでいるときは難しいことになります。盤茎の障害は葉身の枯れからもたらされますが、今回の根の障害は低温、多肥、水管理が原因のことが多く、そんな根は当然盤茎を不調にします。

 ネギ生産地のこの地域では、10年ほど前にSi22Si25による夏の葉先枯れの改善試験をしてJAや個人から評価いただいたのですが、大幅な減肥をご理解いただけませんでした。理解したわずかな農家さんが10分の1ほどの肥料で香りが強い、日持ちのするネギを無農薬に近い形で生産を続けていますが、30年前と違って「良いこと」はむしろ広がりにくくなっています。





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Last updated  2011.02.09 11:49:21



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