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田畑見聞記

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2018.12.24
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 15年振りに改訂させていただきました。テーマは「安全、安心、おいしい」と「自分で育つ作物」です。お入用の方はご連絡をお待ちしております。

 以前、熊本県の40歳代中心に12名で作る生産組合の方々とお話させていただいたことがあります。全員が大学の農学部卒とのことで、難しいお話になるかと予想していましたが、

・抱えている問題についてのSi22の期待できる改善効果について
・品種について
・クスリについて

に終始しました。栽培されている根モノ作物の問題は、色が悪くなり市場から改善の要望があることと、ここ数年収量が減少傾向とのことでしたが

Si22の使用で改善が出来ないか
・品種を見直すべきではないか
・病害の増加が品質に悪影響を与えているのではないか

が求められる答えのようでした。私の直感は「永年の施肥過剰が土性の悪化を招いて病害が増加し、品質と収量の低下に繋がっているのでは・・・?」でしたが、そう発言する雰囲気にはなく、一刻も早く状態から脱出したい要請に

Si22で試験栽培してみましょう」

の返事しか出来ませんでした。

試験作の出来栄えは<地上部の茎葉は一回り二回り大きくなった、商品になる根茎はSi22の投資コストに見合うほどの品質と収穫には至らなかった>で一年で打ち切りになりました。​​​​

『農業は土作り』

 このブログでも何度も繰り返したフレーズですが、土性が悪くなるには少しずつで何年何十年もかかり、感性よりも土壌診断で気付く方が大半です。反対に良くするのにも何年もかかり、魔法のクスリはありません。品質、収量、病害虫など懸念すべき事象が表れた時は<自然からの警告>では?と現場を見つめ直すことが大事になります。土壌診断もケイ酸と微生物は対象外のことが多く、良い土作りの肝心な項目はミミズがいるかで判断して間違いは無いと思われます。

 高校、大学の農学では植物生理や光合成とともに生物進化の系統樹では、植物と我々動物は隣り合わせの枝と習うと思います。植物も我々も、もっと言えば害虫も病原菌も子孫を繋ぐために生きており、決して栽培者を困らせようとしているはずもありません。害虫や病原菌については彼らが生きにくい、或いは彼らの天敵が有利な環境づくりを心掛けることが本筋と言えると考えます。





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Last updated  2018.12.24 13:26:05



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