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田畑見聞記

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2019.01.07
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前回、15年ぶりのカタログ更新のご報告をさせていただきましたが、肝心なところが間違えたまま出来上がり、それを皆さんに配布してしまいました。校正で何度もチェックしたはずですが、人間の為す所作・・・とは完全な言い訳ですが・・・。




 写真のアンダーラインのところ、正しくは

「・潅水は20~30アールあたり500cc(1本)を、水量にかかわらず混入してください。」


です。心よりお詫び申し上げるとともに訂正させていただきます。
 新カタログに載せた文章は常日頃生産者さんと交わしている事柄ですが、紙面の都合で舌足らずになっている部分もありますので、この先もう少し説明をブログで加えていきたいと思っておりますが、昨年の大晦日の朝日新聞の記事に「!」と思うことがありましたので、今回はそこから始めていきたいと思います。




 宮崎県の特産「飫肥杉」がミステリーサークルのようになっていたという記事で、40年余り前に杉の成長を調べるために720本を同心円状に植えたのが始まりだそうです。詳しくは林野庁宮崎南部森林管理署のHPにありますので、ご興味のある方はそちらをご覧下さい。

 この写真で誰にも解ることは外輪部の杉の成長が中央部に較べて明らかに勝っていることです。その要因は葉圏の日照度、CO2吸収度、根圏の水分度と栄養度と断定できるのではないでしょうか。管理署の方は「植栽密度によって木の高さは変わらないというのが定説だったが、覆す珍しい現象が起きている意味でもミステリー」と話されたそうですが、光、CO2、水そして栄養という植物の生理を司る流れを垣間見た気がします。大半の農家さんが栽培されている草本と杉の様な木本では違うと言うご意見もあるかと思いますが、光合成無しには植物の成長は見込めないという近年の考え方に添うものではあります。

 外輪部の杉は伸び伸びと成長をしており、中央部の杉は密集の中で競争とストレスにさらされる中で、生殖期にはもっと差が現れると予測出来ます。青々とした姿と赤茶けて花粉を飛ばす姿です。根付いた以上動けない植物は置かれた環境の中で何とか子孫を残そうとするのは生理で、誰も攻めることはできません。

 「現代農業」1月号には<坪16株の疎植1本植え、無肥料栽培で反収10俵>という若い米農家さんの記事が特集されていましたが、根元は同じように受け止めました。





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Last updated  2019.01.07 20:38:53



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