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*当サイトはアフィリエイト広告を利用しています 図書館で借りました。 文庫本2015年発行です。 湊かなえさんの小説が好きで、色々と読んでいます。 読み始めると止まらないんですが、すごく負の感情を揺さぶられるので、その時の気分でぱったり読まない時があって....久しぶりに読書ブームが来たので、まだ読んでないこの小説を借りました。 宝石にまつわる7つの短編集です。 宝石の名前から、どうやってこんな話が思いつくんだろうと思うくらい、テーマに沿った話が進んでいきます。 仮に、途中までなんでこの題名?と思ってもちゃんと回収してもらえます。 最後の2つのサファイアとガーネットは、登場人物が同じ話ですが、その他の5つは、主人公や物語に出てくる人の性格も家族構成も全く違うので、毎回新鮮な気持ちで物語を読むことができます。 もう一冊、「望郷」という短編集も借りていましたが、こちらは一つの島を舞台に、島に関わる登場人物のお話が続くので、短編でもあり、島を中心にした一つの長編のようにも感じました。 文庫本2016年発行です。 湊さんは広島出身ということで、親近感を感じてます。 この舞台となる島は、瀬戸内海が舞台ということであのあたりの島の情景や、風土、田舎あるあるなどが、とてもリアルに表現されていました。 おばあちゃんや母親を思い出します。 どちらも一つ一つのお話は短いので読みやすいですが、「望郷」は1冊の中でそれぞれの登場人物がどこかでつながっているような感じで、「サファイア」は全く別の環境に住む人たちの独立したお話。という印象を受けました。 最近集中力が続かないので、私は短編集が好きなんですが、ちょうどよい長さですっと読めました。 湊かなえさんの本を読んでいつも思うのは、どうしてこの言葉にならない負の感情やもやもやした気持ちを、ここまで正確に文字に表現できるんだろう。という事です。 私が思っていた気持ちや、人が感じるであろうあまり好ましくない感情を的確に言い表されていて、自分の知られたくない、隠したい部分をずばずばと言い当てられているような気分になります。 よく当たる占い師みたいです。 世の中、いろんな人がいるんだよなと思いながら、読んでいきました。 そして、どの人の中にも自分と似た部分があるとも思いました。 どの出来事も、自分の感じ方次第で、結果も経過も変わることがある。 短編集の中は、どれも面白い話ばかりでした。 頭の中で映像が浮かんできて、とても楽しい時間です。 特に、「サファイア」のなかの「ガーネット」という最後の話を読んだ時は、なんとも言えない気分になって涙が出ました。悲しいやさみしいだけとも違う、その中にある希望のような、悲しい気持ちと明るい気持ちが混ざったような言い表せない感情でした。 細かく考えれば、真相はどうなんだろうと思うこともありますが、きっと大切なのはそこじゃないんだと思えることができて、主人公と同じように前を向けたと思います。 とても楽しい読書時間を過ごしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.02.06 08:00:11
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