2005/03/07(月)21:05
床を買う
床を買いに出かけた。
ぱなっちは明日のK太くんのお誕生会に出席のため、Mきさんのところに今夜からお泊りさせてもらうことにした。床を買うのは、Aのさんに一緒に付いてきてもらった。私の車は小さいので、ぱなっちを誰かに預けないことには、車に床を積めない。そのため、出掛けるのが夕方になってしまった。
床を買いに行くって、日本では信じられないことよね。でも、ここイギリスでは、普通に売っているのだ。床材が。本物の木からぺたっと貼るビニールまで。他にもタイル材にしてもいいし、もちろんカーペットも。
床だけでなくて、ペンキだってドアだってお風呂だってキッチンだってなんでもかんでも売っている。DIY好きな国民なので、内装を自分でするのは極普通のことなの。
私は、床をラミネート材っていう合板にしようと決めていたので、あとは値段と色。
床材を扱っているお店が3つあるショッピング・センターへ。3店を比べて、一番安いところで買おう。
で、3店を比較検討した結果、最後に入ったB&Qにした。やっぱりB&Q。でなくて、もう比較するとかの問題でなく、そこでセールになっていた床にしたから。色も二者択一。濃い色はどうにもうそっぽく見えるので、薄い色。決まり。では、お兄さんに聞いてみよう。
最初に声をかけた店員さんは、売り場担当でないのか新入りなのか、すぐ後ろを歩いてきた店員さんが対応してくれた。
大笑いされた。
「私、本気なのよ。本気で自分で床を張ろうとしてるの。」
「いや、本気なのはわかったよ。でも、どうやって?」
「だから、聞いてるの。」
また大笑いされた。
でもこの人、ダークって人、とってもいい人で、私が出した家の寸法メモから述べ床面積を計算して、必要となる床材と下地のパック数を出してくれた。それから、懇切ていねいに、こうしてあーして、だからこれが必要で、と買うものを揃えてくれた。
その間もダークが会う店員さん毎に、
「彼女たち、床張るんだって。」
と言うと、みんなが大笑いした。そんなにおかしいのか?
最後には、
「本当に、君達、だれか頼める男友達はいないのかい?」
と同情めいた口調になっていた。
いないんです。残念ながら。
床材は一度で運びきれる量ではなかったので、2回に分けて家まで運んだ。
そんなこんなで、床張りを始める頃にはとっぷりと日が暮れていた。ここから、M~ちゃんが参加。先週食べれなかった引越しそばの代わりに、引越しラーメンを作りに来てくれた。
さて、床材を下地の上に置いていきましょう。一列目はただ置いていくだけ。簡単。床材を切るのは「力仕事は向かない。」と言い張っていたM~ちゃんが、意外にもやってくれた。2列目を1列目にはめ込む。パコンとはめ込む方式なのだ。もうここからが大変。すんごく大変。力を込めて叩かないときれいにはめ込めない。これだったのね、男手が必要とされるところは。ここでも、「力仕事は向かない。」と言い張っていたM~ちゃんが、大活躍。ほんとうに来てくれてよかった。あなたがいなければ、床はまったくはめ込むことができなかったわ。
3列終えたところで、今夜はここまで。
それから、M~ちゃんがラーメンを作ってくれて、お夕飯。椅子もテーブルもないので、積み上げた床材に横一列に並んで食べた。まるで屋台だ。
あー、早く家を仕上げて、みんなで酒盛りしたい!