パンダの奥さん日記

2008/07/07(月)04:35

介護の話

義家族話(10)

7月1日から始まった、老人長期養老保険(在韓奥様はこちらに飛んでみてね) 日本で言う、介護保険制度にあたる。 日本とだいたい同じだと思うんだよね。 外の施設で受けられるサービス。 在宅で受けられるサービス。 パンダ家も色々考えたのだけど、パンダ母の腰もまだ全快というわけではないので、 養老施設にしばらく預けたらどうかという話が出てきている。 というのも、近所の訪問介護の派遣や介護用品を扱っている会社を訪ねてみたら、 「え~っと、国からの援助金がこれくらいで・・・ってことは、  うちから、介護士を週3回派遣してサービスを受けられたら、  だいたいトントンですね~。」 え~?週3回~?? 日本じゃ、週3回、デイケアサービスで、温泉のある施設で、 一日お世話してもらって、月5万円くらいなんだけど。。。 こっちで、要介護1級だと、月10万円以上のサービスが 受けられるということになってるんだけど、書面上は。 おまけに 「あ、それでね、一回の訪問介護は、一日4時間が上限なんですよ。」 誰が決めたんだよ~~~?!! ってことはなんだ、週3回、一日4時間で月10万円ってこと? 高くない?高くない?? だって、この国で、週3回4時間働いて月10万円もらえるバイトがある? 無い、無い、無い!!! そんなんなら、あたしが毎日お世話するから、30万円くれ! って思うよ いったい、どういう計算で、1日4時間が限度とか、月10万とか はじきだしたんだろうね??? どこの介護サービスの会社もそんなんだろうか??? 1日4時間、週3回って、そんなんじゃ、家族がバイトもできやしないよ。 いや、そりゃ、訪問介護を受けないよりは、受けたほうが、 介護する人もされる人も、気分的に負担は感じなくなると思うし、 いい刺激にもなると思うよ。 でもさ、こっちの病院の付添いのおばちゃんが一日に6千円なんだよ。 毎日、朝から晩までだよ。 毎日10時間くらいいてくれて、食事やトイレや入浴のお手伝い。 それなら、訪問介護だって、週3回で一日4時間なら、3万円くらいのもんじゃない? え~、あたしがせこいの~?? 悶々悶々悶々悶々・・・ てなわけで、それなら月5万円負担してでも、 外の施設を利用するほうがいいんじゃないか? って気になってきた。 で、色々探して来たの。 養老施設を。 そしたら、まあ、なんだ・・・ 施設も中身も新しいのばっかり。 外観や設備は、ホテルみたいなんだけど、受付や説明してくれる職員さんが、 若いのやら、頼りないのやら・・・ 何件かまわったけど、ほとんどが去年、今年に建てられたもの。 多分、介護保険制度が始まると決まってから、 雨後のタケノコのように、にょきにょき増えたんだろうね。 だから、ホールに集まって、レクリエーションだとか、歌歌ったりだとか、 そういうプログラムというか、中身が、まだ白紙状態のところが多い。 それなのに、でかでかと給食の献立表と一緒に、 月曜日~日曜日までの時間割が貼り出されていたりする。 で、お習字の時間とか美術治療の時間もあるので、思わずパンダが 「へぇ~、書道の時間があるんですね~!」 と話しかけると、 「あ・・ああ・・・まだ入居者が少ないので、もうちょっと人が増えたら、  そういうのもやれたらいいなあと思ってます。。。」 ねえ、そういうのって、世間じゃ詐欺って言うのよ。 そんな中で、ちょっと、いいかな?ってとこも見つけたのよ。 事務長のおばさんも明るくてしゃきしゃきしてて、園長さんも看護士出身で、 アメリカに留学して、介護福祉のことを勉強してきたらしい。 瞳も輝いている。設立後7,8年経ってるし、 「ここに来られて、症状が良くなった方、いっぱいいらっしゃいますよ!!」 その言葉に、こっちの心も明るくなった。 とりあえず、パンダ夫婦だけでは決められないので、 今日、ソウルのお義兄さん夫婦にも来てもらって、 ホテルみたいなとこ、きらきら園長さんのとこ、近いとこ。 この3箇所に絞って、一緒に回ってもらった。 わたしはきらきら園長さんのとこを推したのだけど、 兄嫁さんが、入るなり、 「うわ~!!!年寄り臭い!!!」 と、外に出てしまった(笑) お義兄さんは、一回りして、 「部屋が暗いのと、風通しが良くないのとが気に入らない。」 前パンダと見たときは、朝のうちで、あんまり気にならなかったんだな。。。 その間、中庭にいたおばあちゃんに兄嫁が色々突撃インタビューして 「レクリエーションみたいなのも全然やってないんだって!  今、歌歌ってる人たちは、みんなどっかの教会のボランティアなんだって!  ご飯は普通だって!!!」 と情報収集してきた・・・ で、結局、きらきら園長先生のとこは却下。 けど、ホテルみたいなとこもわたしは気に入らなかったんだよね。 「僕も、入ってまだ1ヶ月なんで、よくわかってないんですけど~~~」 ってな、ボーっとした、どう見ても二十歳そこそこの、 ウラナリひょうたんみたいなのが、相談窓口って、 人、馬鹿にしてんのか?? どうしよう、どうしよう・・・ と、帰り道、もう一軒だけ、立ち寄ってみようかと、 家から比較的近いところに行ってみた。 そこは、事務長が気に入らなかったんだよね。 介護でへろへろになってて、なんとかお願いしたいって思ってる家族に 「うちは病院じゃないんですから、ここで静養したからって、  歩けなかった人が歩けるようになったとか、  血圧高い人が、血圧下がったとか、  そういうことは、期待しないでくださいね!!!」 って、そういう言い方はないんじゃない??? と、パンダもわたしも、中の様子を見るまでも無く、いとまをつげた。 が、今日、お義兄さんたちともう一度立ち寄り、 部屋の中や、介護されてる職員さん方にお会いしたら、 明るくて親切でいい感じだったので、ちょっと拍子抜けしてしまった。 帰りの車の中で、すんなり、 「最後のとこが良かったね。」 と意見がまとまった。 そこなら近いし、パンダ母一人でもバスで往復できそうだ。 あ、もちろん、パンダ親子も通いますよ

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