パンダの奥さん日記

2009/03/08(日)23:41

韓国アジュンマとひなまつり

パンだのお菓子だの(14)

「奥、お好み焼き教えてちょうだい。材料費は払うから。」 材料費払ってくれるんなら・・・と、 牛肉、えび、イカ、コーン、チーズ、山芋・・・ あら、奥さんたら自分が食べたいものだらけじゃないの。 わたしは関西出身ではないから、お好み焼きやたこ焼き作るのが 得意なわけではないけれど、韓国アジュンマから見たら、 日本人=全員寿司握れる って認識だし、お好み焼きも焼けて当然のように思われているのだ。 そして午後。 パン仲間のヨンイさんとジンさんがやってきた。 「開けて~~~開けて~~~~!!!」 ぎゃはは、うちはインターホンないから1階の門を叩いてる。 やだ予定より早いので部屋がまだ片付いてないのよ。。。 門を開けずに、必死に部屋の要らんモノたちを、奥の開かずの間に押し込んでいたら、 「部屋なんて気にしてないわよ! 昨日今日のつきあいじゃあるまいし!!」 ・・・と言ってくれるけど、ヨンイさんもジンさんも自分ちはぴかぴかなんだよね。 とりあえず、見えるとこだけ片付けて、 準備しておいた生地やら、ソースやらかつお節やら用意して、 ジュージュー焼いてたら、 「そんなにいっぱい焼かなくていいよ。  あたしたち、今料理教室の帰りだから。」 「え?食べてきたの?」 「うん、スパゲティ3種類。オリーブオイルはもう要らん!って感じ。  あ~~~キムチ食いたい~~~。」 キムチはあるけど・・・この大量の生地はどうしたら・・・? とりあえずわたしも子パンダのお昼ご飯にすればいいわと、 2枚ほど焼いてみた。 すると、お腹いっぱいのはずのヨンイさんもジンさんも 結構バクバク食べている。 「美味しいわ~。子供たちも喜びそう~。」 と、珍しくジンさんがまともな反応を示した。 するとどうしたことか、普段比較的まともなヨンイさんが、 「もうちょっとキャベツいっぱい入れたらいいんじゃないかな~?」 あんた、日本に旅行したときに食べた1回だけで、何言い出すのよ 「ふぅ~ん。ピーマンとかにんじんは?」 と、ジンさん。 それはチヂミだよ。別モンになっちゃうよ。するとヨンイさん 「家にある材料何でも使えばいいんだよ。」 だから、あんたが日本人かっつーの 「牛肉のも焼こうよ。」 腹いっぱいじゃなかったのかよ?!!! 牛玉を食べ終わってようやく落ち着いたのか、わたしも含めてみんなの箸がとまった。 そしてヨンイさんがキムチを食べながら(これはずせないのね) 「ピンデトックのほうが美味しいよね。奥もそう思うでしょ?」  (ピンデトックというのは、緑豆粉に具を混ぜて焼いたお好み焼きみたいなもの) 宇宙の果てまで飛ばされたいのか?! あたしゃお好み焼きのほうが100万光年倍美味いんだよっ!!! その後お茶の時間になり、ひなまつり用に作ったいちごのムースをおすそわけ。 これはジンさんもヨンイさんも一口食べて、美味しい~♪を連発していたので 奥さんの気分もちょっと上昇気流に乗った が、しかし、食うだけ食って、 「あ、あたし市場でアンコウ買って帰るわ。」 「あたしもあたしも~。」 とヨンイさんもジンさんもとっとと帰っていった。 今夜はアンコウ鍋ですかい? 「奥も市場一緒に行こうよ~。」 と誘われたけど、台所の洗い物が山盛りだし、 いつパンダ母が帰って来られるかわからないので、玄関で見送った。 しばらくしてヨンイさんからメールが来た 「材料費も払わずに、すっごく美味しいの食べてしまったわ。  ありがとう。ごめんね~。次はあたしんちで美味しいの食べよう~。」 そうだ、材料費・・・ 幸いひなまつりのご馳走にも使う予定だったから助かったよ。 夜はちらし寿司、貝のお吸い物、えびチリ、から揚げなど、 子パンダもわたしも大好きなメニューでお祝いした。 ご飯の後でいちごムースも登場。 去年あたりから冬場でもいちごがいっぱい出回るようになって、 クリスマスやひな祭りのケーキも可愛くデコできて パンダも子パンダもいっぱい食べてくれた。 パンダは気づかなかったけど、子パンダはゼリーのとこが 「お酒の匂いがするよ~」 と言いつつ、嫌がってもいなかった。 ひょっとして将来は呑兵衛?        また一年、健康でいようね。

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