ぱんだっち’s Homepage Diary

この日は千里さんの大阪ブルーノートでのライブに備え、心に余裕を持って臨もうと仕事も休み、好きなことをしてゆっくり過ごそうと思っていたのです。
が、普段しないことをするとロクなことが起こらないものなんでしょうか。
こんなおまぬけなヤツもいるのね･･･と思って私の放浪レポを読んでみてください。アホすぎて癒されるかも？

まず、朝はいつもと同じ時間に起きて、いつものようにてきとうに朝食を食べ、だんなが出かけるのを見届けてから、「今日は有意義に過ごそう！」と今までなら2度寝しかねないところを、身じたくしてから本町に向かいました。
本町(大阪随一のオフィス街)近くにある以前にも日記に書いたことのある有名なパン屋さん「ブランジュリ・タケウチ」の焼きたてのおいしいパンを買いに行く･･･つもりだったのです。

阪急で梅田に出て、梅田から本町まで地下鉄御堂筋線に乗りました。
で、本町の改札に向かう途中になんか悪い予感がしてバックの中を探してみたら、な、なんとサイフを家に忘れてきてたのです。
バックの中をどんなに探しても現金は一円もなく、すなわち一文無し。
(ちなみにキャッシュカードの類も何も持ってなかった。。。)
ひとりなのでお金を借りる人もいません。

がーーーん。パンが買えない～～～。

地下鉄は回数カード(プリペイカード)で乗ったので残額を確認してみると、よりにもよって100円。帰りの運賃すらありません。

どーする、ぱんだっち？

問いかけてみてもひとりなので答えはなく、とりあえず改札を出てみました。
この時点で、なんとかして定期の始点の梅田までたどり着かないと家にも帰れない迷い子に。

とりあえず行くはずだった「ブランジュリ・タケウチ」の前を通ってパンを未練がましく眺めてから、これからどうするか考えてみました。

1. タクシーで帰る(お金は家に取りに行って払う)
2. 梅田まで歩く(地下鉄2駅分)
3. 最寄のJRの駅で、唯一換金できる持ち物「イコカ」(JRのチャージして使うプリペイカード)を払い戻して現金を得る
4. 貸金業からお金を借りる

1.も4.もちょっと勇気がいるのでやめるとして、2.で梅田に戻ってしまうとせっかくちょっと遠出したのが無駄になりくやしいので、3.にすることにしました。

とはいえ、大阪を知ってる方ならお分かりかと思うんですが、大阪って本町のような環状線のど真ん中の街中にはJRの駅がないんですよね。
地図も持ってなかったので、どの駅が最寄かもさっぱり分からず。
大阪駅がもしかして一番近いかも、、、と思いつつも、それだと2.と一緒なので却下。すると、標識に「森ノ宮」方面という文字が見えたので、近いのかもと思いその方角に歩くことに。
※"森ノ宮"とは大阪城公園内の大阪城野外音楽堂(大阪納涼の会場)の最寄のJR環状線の駅です。

地下鉄中央線に沿ってオフィス街をえんえんと歩けど、なかなか"森ノ宮"にたどり着きません。それもそのはず、後で確認してみたら地下鉄3駅分もありました。距離にしておそらく3km程度。大人がひとりで意味もなく歩くにはつらい距離でした。

で、40～50分かかって森ノ宮に着きました、なんとか。
去年の納涼以来１年以上ぶりに森ノ宮に着いたときは、感動を覚えました。
JRの窓口でさっそく払い戻ししてみると、なけなしの返却金額から手数料200円も取られ、戻ってきたのは800数十円。さみしい。

歩いておなかがすいたので、近くにあったモスバーガーとコンビニで食料を買って(400円程度)、公園内へ。
晴れてたので、公園は散歩中の人や遠足の子どもがぱらぱらっといて平和な雰囲気。せっかく来た(来てしまった？)ので、野音ものぞいてみました。平日だけに、だーれもいない秋の野音はさみしさを醸し出してました。
また真夏にここで千里さんに会いたいな～。

公園も少しは散歩してみたので、帰ることに。
大阪駅までの切符(160円)を買って、やっとこさ定期のある梅田に出ました。
残り300数十円をほぼ使い切ってイカリスーパーでおやつを買って、阪急に乗って、12時台にはついに家に着きました。

この午前中って一体なんだったのだろう･･･。
野音に呼び寄せられた、、、きっとそうに違いない、、、と思いたい。
(単に致命的な忘れ物をしたアホなやつとは思いたくない･･･けど、
まさにそのとおりですね。
みなさんもお出かけ前は要注意♪)