【MIA】バクゥ画像＆レビュー

2006/05/19

カテゴリ：クロ歴史！

【MIA】バクー
MOBILE SUIT IN ACTION！！

2006年05月発売

MIAのラインナップにバクゥが加わりました。
ザフトが地上制圧用に開発した四足獣型MSとのことですが、素直にMA（モビルアーマー）といった方が、私にはシックリくる機体です。

放映当初はイロモノ扱いしていたのですが、造形も可動も上々のパフォーマンスを示してくれました。

■FRONT

■SIDE

■REAR

■BUST-UP

【スタイリングについて】
想像していたより腰高ですが、カッチリした造形で、劇中イメージをよく再現していると思います。
各パーツのバランスは、設定画と比べると、胸部の厚みに対して四肢が若干、大きいように感じますが、概ね良好ではないでしょうか。

塗装は成型色が活かされており、ほとんど黄色の部分が塗られているだけですが、他の種系と比べるとかなりキレイな方に思います。翼のラインなどのマスキングも丁寧に施された跡が感じられます。スミ入れはありません。

モノアイは店頭のモノをいくつか手に取ってみましたが、私が見た限りではボヤけ、ズレなど、酷いものはほとんどなかった印象です。もちろん個体差とかロットの問題もあるので、ご購入の際はアンテナの曲りともにしっかりチェックした方がよいでしょう。

いちおう~~チンチン~~直立も可能です。
胸から腹にいたる曲線もなだらかに表現されています。
これはこれで別モノのようでいいなあ。

■比較1

同じ四足獣型のガイアと。
腰高で四肢がたくましいので、ひとまわり大きく見えてしまいます。
似ているようで意外に違いますね。

■比較2

ザフトのシンボル、ジンと。
重厚なボディライン、威圧的な雰囲気などから共通のアイデンティティを感じます。
やっぱり、安易にザクとかグフとか持ってくるより、こっちのデザインを大切に進化させるべきだったように思いますね。

【可動について】
シンプルな構造ながらボールジョントが多用されており、豊かな動作、高い接地感を実現しています。
また、各関節の接続がキツめで、保持力は総じて高いです。（これは直前までフニャフニャのガイアを弄っていたため、そう感じるのかもしれませんが、雲泥の差です）

前足は付け根にボールジョイント、肘（？）がロール無しの単関節、足首がボールジョイント、後足も付け根にボールジョイント、膝（？）がロール無しの二重関節、足首がボールジョイントです。
足の動きはキャタピラの干渉で制限されますが、必要充分な可動域は確保できていると思います。

首は両端がボールジョイント接続ですが、ここは表情付けのキモなので、できればゴッグの腕のように分割してフレキシブルに動くようにして欲しかったです。
ターレット基部もボールジョイント接続されており、回転、取り外しが可能になっています。

【POSE】

無限軌道走破形態

手足のかんたんな配置で変形できます。
キャタピラの回転ギミックなどはナシ。

■FRONT

■SIDE

■REAR

■450ミリ2連装レールガン

ターレット、左右の銃身の基部がボールジョイントにより回転します。

【POSE】

■2連装ビームサーベル

【POSE】

【総括】
MIAの楽しさの一つは豊富なオプションであったはずです。例えばこのバクゥにとって、“13連装ミサイルポッド”は標準装備と思える程のものでしたので、正直、これは落として欲しくなかったです。また、前後期の違いはたぶんビームサーベルの有無だと思いますが、部品の差し換えなどで、前期型も再現できればよかったのではないでしょうか。

ともあれ、全体的に丁寧な仕上がりの跡が見え、一クラス上の上質さを感じ、本体のクォリティは満足できるものでした。余裕があれば2体くらい買ってもよかったと思えるほどです。種系の商品は品質に難アリといった評価のモノが多いですが、このようなモデルを次々に出して、ぜひそんな印象を払拭して欲しいものです。

バクゥに限らず、初期のザフトにはディンやザウートなど特異な形状や特徴を持つMSが多いですが、ぜひ持ち味を最大限にいかして商品化されると嬉しいですね。

さしあたってバクゥはミサイルポッド付きの前期型でも発売されるのでしょうか。

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