030292 ランダム
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colorful days~色づく日々~

colorful days~色づく日々~

蒼い空に・・・プロローグ

蒼い空に未来を・・・。

 作・・・ぱにぽにスキー(ウィングゼロ)

あらすじ・・・2006年、晴れて高校入学を果たした主人公(戸谷 修)だったが、入学直後、彼の身の回りが大きく変わる出来事が起きてしまう。 それからの高校生活を描く

主要人物
 戸谷 修・・・主人公。

 高井 駿一・・・主人公とは幼稚園からの幼馴染であると同時に唯一無二の親友

 金城 玲・・・修と駿一とは幼稚園から一緒だったが、小学校3年の時にアメリカに行ってしまっていたが、高校進学に合わせて日本に戻ってきた帰国子女。

 上原 愛&舞・・・修の通う高校に転校して来た美人双子。学年でも1・2を争うほどの美女だが、2人とも大きすぎる欠点がある。

 五十嵐 涼・・・修のクラスの担任。 悩みとかあるとちゃんと相談に乗ってくれる心優しい教師(25歳・科目は体育)


本文
 プロローグ
2006年4月、俺、戸谷 修(とたに しゅう)は長かった中学校生活を終え、都立 岩谷高校へと入学することとなった。 そして今日がその入学式の日だ。
 「都立 岩谷高校・・・かぁ。 どんなやつがくるんだろう・・・。」
俺はそう悩みながら校門をくぐった。クラス分けを見て、自分が1-3であることを確認して、教室へ向かった。
 「ガラガラ・・・」 
ドアを開ける、ここが1番の緊張の時だ。
「ん?修じゃないか、やっと来たな!!」
 「駿一!!同じクラスなのか?」
「あぁ、それともう1人忘れちゃいけない奴も帰ってきてるぜ」
 「帰って・・・来てる?一体?」
「私よ、修。久しぶりね」
 「お前・・・玲か?」
「そ、 元気にしてたの?」
 「馬鹿野郎!!連絡の1つもよこさずにアメリカに行きやがって。心配したんだぞ!!」
「ご・・ごめんね・・・。」
 「・・・・・まぁ、なんにせよだ。会えて嬉しいよ、玲。だいぶ感じが変わったな。」
「修もね、背が高くなった。あの時は私のほうが大きかったのに今じゃあ逆だもんね」
 「これでも成長してんだぜ? ・・・おっと、そろそろ先生が来るな。 席に座ろうぜ」
          「ガラガラ・・・」
教員が入ってきた。見るとものすごく若くてカッコイイ男の教師だった。
 「1-3の皆!!おはよう!俺は五十嵐 涼(いがらし りょう)だ。君達の担任をやらせてもらう。
 まぁ、堅苦しい挨拶は抜きにして、仲良くしようぜ!!」

・・・・・20分後、体育館・・・・・
「これより、平成18年度、入学式を行います。入学生、起立」
 この時の俺はもう不安なんてなかった。 親友2人が同じクラスにいることが心の支えになっているからだ。
「これより、各クラスの担任が生徒の名前を呼びますので、呼ばれた生徒は返事をして起立してください」
・・・・・・
「1-3組、在籍33名、男子20名女子13名。出席番号1番○○・・・」
 「はい!!」
「12番、高井 駿一」
 「はいっ!!」
・・・・
「14番、戸谷 俊」
 「はいっ!!」
・・・・・・・・・・・・・・
「23番、金城 玲」
 「はい。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「以上、1-3組全員出席です」

・・・・・・・・・・・・・・・・・始業式終了後・・・・・・・・・・・・・・・・・
「皆、ご苦労だったな!これからHRを始めるぞ。 今回はさっそくだが、座席替えをしてもらう。5人で1班。それで、悪いが金城、戸谷、高井はとりあえずの間だけ3人班で行動してくれると助かるが、やってくれるか?」
 「俺は構いませんが、なぜそうなのですか?」
「さっき入った話なのだがな、3日後、このクラスに2人の転校生が来ることになっている。その時のためだ。それに、お前等は幼馴染と聞くしな。」
 「・・・・わかりました・・・」
「すまないな、それでは、他の者の席替えを行う・・・・・」

 ・・・・・・・・・・下校時・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「やっと終わったな。 これからが楽しみだよな!駿一!玲!」
 「あぁ、転校生というのもどんな奴等か気になるし」
「そうねぇ。カッコイイ男ならいいのになぁ・・・。」
 「まっ・・・まぁ、なんにせよ来たら歓迎してやろうぜ!」
「おぅよ、任せときな」
 「うん、そうだね。」

こうして、俺の高校生活が始まった。


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